産後、睡眠不足で精神的に不安定になっています

出産後は、急激なホルモンの変動によって心身に大きな変化が生じます。また、出産という大仕事を終えた途端に育児という新たな仕事が加わると、新しい環境に適応しきれなくなり、心身に大きな負担がかかります。さらに、頻回の授乳による睡眠時間の短縮と浅い眠り、家事の負担、育児の不安、外出できないことによる孤独感などが、慢性的な心身疲労を引き起こします。

この時期には気分転換も大事ですが、まずは十分な休養をとりましょう。家族の協力を得ることがいちばんですが、核家族などでそれも難しい場合には、保健センター、子育て支援センターなどでホームヘルパー派遣の相談もできます。産後の不安定な精神状態はほとんどが一時期的なものですが、2週間以上の強い憂うつや不安が続くようなら、精神科を受診して専門医に相談しましょう。