黄体ホルモン不足の妊娠の影響は?

黄体ホルモン不足の妊娠の影響は?

現在、妊娠12週です。黄体ホルモンが不足気味だったため、不妊治療を受け、HCG注射により排卵をさせました。そして、性交後の高温期に10日間、黄体ホルモン製剤の「デュファストン」を飲みました。そして、妊娠できました。妊娠4週ごろから流産予防として、再度「デュファストン」を処方されましたが、「妊娠初期にはなるべく薬を飲みたくない」という気持ちから、体温の下がった日は飲み、上がった日は飲まない、ということを繰り返していました。しかし、今になってみると、主治医の先生の指示通りきちんと飲んでいたほうがよかったかなと、少し不安になっています。黄体ホルモン不足、または黄体ホルモンの過剰摂取による、胎児への影響はありますか? また、染色体異常とは遺伝が多いのですか? それとも、何かの影響によるものなのでしょうか?

専門家の回答

黄体ホルモンには、受精卵が着床しやすくなるよう子宮内膜の状態を変化させる働きがあります。そして、HCGの注射には、黄体ホルモンを維持させる作用があります。ホルモン剤は、飲んだり飲まなかったりすると、ホルモンが増減して逆によくありません。処方通りに飲まないなら、逆に完全に飲まないほうがよいくらいです。黄体ホルモン剤の使用と先天異常児出産との因果関係は、まだ確立されていません。必要がなければ飲まなくてもいいですが、この方の場合、黄体機能不全の治療として処方されていると思われますので、内服してよいものだと考えます。染色体異常を心配されていますが、これは母体の年齢の増加にしたがって、急激に増えていきます。つまり、卵子の老化に関係していることが多いです。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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