外出も憂うつだった若いころ
私は10~20代のころ、まだ生理が安定せずに経血量が多かった時期がありました。そのころはナプキンとタンポンを両方使っており、生理になったら出かけるのがおっくうになり、予定が入っていても断ることがありました。
30代になってからは経血量も安定してきて、2日目だけは経血が漏れたら嫌だなという不安はあるものの、実際に漏れてしまったことはなく、マメにナプキンを交換していれば問題なく過ごせていました。
自分で自覚する程の漏れる感覚
つい最近、家族で出かけていたときのことです。生理2日目でしたが、普段なら多い日用のナプキンをしていれば問題ない日でした。
その日は、観葉植物や庭に植える木を探しに、ホームセンターを訪れていました。そのとき突然、経血が大量に出た感覚があったのです。普段、少しの量の経血が出る感覚はありますが、漏れる程ではありません。しかし、そのときは少しの量ではなく明らかに自分でも、これはかなりの量が出たとわかる程でした。
慌てて近くにいた夫に「生理の血が漏れていないか確認してほしい」と伝えると、夫は「出てる、出てる」というではありませんか! 実際、下着だけでなく、デニムにまで滲むほど出血していたのです。
慌ててトイレに駆け込むが予想通り
そのとき私は、生後7カ月の娘を抱っこひもに入れていたので、身動きが取りにくい状態。夫が「俺が抱っこ代わるからトイレ行ってきな」と言ってくれ、急いでトイレに駆け込みました。
大きいナプキンをしていましたが、ナプキンは真っ赤。下着、デニム、広範囲に経血が滲んでしまっていて、急いで拭き取ってみましたが、滲んだ経血は取れません。デニムと下着に滲んだ経血はできる限りトイレットペーパーで拭き取りつつ、ナプキンを2枚使用し、これ以上広がらないように押さえました。
幸い、トップスはダボっとした服を着ていたので、トップスをお尻まで伸ばし、デニムに滲んだ経血を隠して急いで帰りました。
慌てて家に帰りましたが、この日は1日経血量が心配で仕方ありませんでした。このあとも経血がドバッと出る感覚があり、そのたびにトイレに駆け込み漏れていないかを確認しました。
ここ数年はこれほどの経血量を経験したことはありませんでしたが、こんなこともあるんだと認識。経血量が多い日に外出するときはナプキンやタンポン、替えの下着など準備しておこうと思った出来事でした。
著者/Sugar111 佐藤 幸代
監修/助産師 松田玲子
イラスト/sawawa
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