私の気持ちにはお構いなしの夫
私は旅行に行きたいという思いもありましたが、前向きに考えることができませんでした。長女はまだ手がかかる時期だったので不安もあり、義家族に気を使わせてしまうと思ったからです。
また、当時新型コロナウイルスが流行していて、行動制限中ではなかったものの感染が心配だったこともあり、旅行へ行くことに抵抗がありました。そのような不安を夫に話すと、「行きたくないなら2人は待っていればいい」と言われてしまったのです。
本当は旅行の時期を延期してもらい、落ち着いたころにみんなで一緒に行きたかったのですが、義家族の都合もあると思ったため言い出すことができず……。そして私の気持ちにまったく寄り添ってくれない夫にモヤモヤするばかり。
義家族も、私と長女が留守番することを気にする様子はなかったようです。旅行の時期を延期するなどの提案もりませんでした。
置いていかれた寂しさを実感…
結局、私と長女を残して夫たちは1泊2日の旅行へ行ってしまいました。夫たちが帰ってきたあと、旅行の楽しそうな写真を見せられて、私はとても寂しい気持ちになりました。そして長女の子育てが大変な時期に旅行を計画した夫に、嫌悪感を抱いたのです。
私はこんな気持ちになるのなら、夫たちが旅行へ行く前に、自分の意見を主張して旅行の延期を提案すればよかったと思ったのでした。
今回のことで私は夫に対して自分の本心を伝えられなかった結果、寂しい思いをすることになり、夫への嫌悪感が募ってしまいました。このことから私は自分の気持ちをしっかり伝える大切さを学び、その後は我慢せずに自分の要望を主張するようにしています。
著者:水沢 雫/30代女性・主婦。6歳男の子と3歳女の子の2児の母で、夜勤ありの夫と4人暮らし。アパレル販売員の経験があり、ファッションやショッピングが趣味。
作画:ぐら子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています