何でも「共有の物」と考える夫
年の近い弟と、幼いころから物を共有して使ってきたからこそ、物に対して「自分の物」「誰かの物」という意識が薄い夫。一方の私は、年の離れた兄がおり、常にお下がりだったことから「自分の物」として買ってもらった物はとにかく大事に、そして「これは自分の物だ」というこだわりを強く持っていました。
結婚して夫と一緒に暮らすようになると、物に対しての価値観の違いにぶつかることになりました。夫は私の物でさえ、「夫婦共有で使えばいい」というスタンス。たとえば、私が自分用にと購入したお気に入りの文具などを、私の机から勝手に持っていってしまいます。「これは私のなのに……」「使うとしてもひと言くれたらいいのに……」と私はモヤモヤ。また、夫は持っていった物を元の場所に戻してくれず、そのことも加えて夫の「物への価値観」で嫌な気持ちになることが多く、一緒に暮らし始めた当初は喧嘩をすることも。
夫と結婚して18年が経ちますが、勝手に使うことには目を瞑り、「勝手に持ち出した物は必ず元の場所に戻す」ように今でも伝えています。それでも返ってこない確率は95%……。そのため、今では、「今! 返して!」と言うように。幼いころからの習慣や価値観は直らないことも多く、夫婦生活においては時には目を瞑り、自分がイライラしすぎないよう、うまくやっていく必要があるなと感じています。
著者:高橋由紀子/40代女性・子どもはいない。平日は夫が出張でいないことが多く、自由に生きている主婦。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
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