※コロナ禍前の体験談です
義実家との付き合いの苦手な義姉
夫の兄の奥さん、つまり義理の姉はひとりっ子で育って親戚がいない家庭だったらしく、親戚付き合いがわからず義理の実家との付き合いが苦手なようです。義母は、そんな義理の姉に対しての不満を、なぜか嫁である私に言ってきます。
例えば、義理の姉が孫たちを連れて義実家に遊びにこない、義母が作ったお総菜を受け取るのを断られた、などです。会うたびに義母から義理の姉の悪口を聞くのは正直面倒でした。
悪口を私に言わないで!
義理の姉と私は、義母にとって息子の妻という同じ立場のはず。義理の姉の悪口を聞くたびに、私は自分も陰で義母に悪口を言われているのではないかと不安になっていました。義母に嫌われたくなくて悪口を聞いていた私でしたが、意を決して私の気持ちを伝えることに。
「お義姉さんの話をそんなふうにお義母さんから聞いてしまうと、私も同じ立場だから不安になってしまいます」と言いました。このひと言で義母も私の立場と不快に思っていたことに気付いてくれたのか、それ以降は義理の兄姉の不満を私には言わなくなりました。
親族との付き合いを考えるよい機会に
確かに義理の姉の言動は、義母の家族と仲良くしたいという気持ちを踏みにじる行為だったかもしれません。義母に同情したのも事実です。しかし育った環境が違うから、親族との付き合いで何を優先するかは価値観は異なると思います。
親族が密に付き合うのが好きな人もいますが、それを必要と感じていない人もいるようです。義理の母と姉の話は、私自身はどんな親戚付き合いをしたいか考えるきっかけになりました。自分はどうしたいか、相手はどうしたいのかを思いやることの大切さを実感したのです。
今回の体験は、義母と義理の姉の関係性を客観的に見て、自分だったらどうしただろうかと考える良いきっかけとなりました。私は、義理の母とはこれからもお互いに気持ちよく付き合っていきたいと思ったからです。家族が密に付き合う関係性が好きな私だからこそ、相手の気持ちを思いやって、感謝を忘れずに親戚付き合いをしていこうと改めて感じたのでした。
著者:三宅ちよこ
フリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。