「昨日焼きそば!」に義母の顔がくもる
夫が夕飯を食べない日に作った、娘の好物である「焼きそば」。その翌日に義母宅へ遊びに行きました。娘が義母と話をしている流れのなかで、義母が何気なく「昨日の夜ごはんは何食べたの?」と聞き、娘が「うーんとね、焼きそば!」と答えました。その瞬間「え? 焼きそばが夜ごはん?」とくもる義母の顔。
そして義母は私のほうを向き「焼きそばってお昼に食べない? 夜に焼きそばってなんだか手抜きっていうか栄養が足りないっていうか……。いつもそうなの? そういうのを息子(私の夫)にも食べさせてるわけじゃないでしょ?」と言われました。
夜に焼きそばってそんなにダメ?
「え、そんなにダメかな?」と思いつつ、「夫くんがいるときはしたことないですよ。確かに焼きそばはお昼っていう感じですよね。でも昨日は娘が食べたいものを作ったんです」と返しました。それでも納得していない義母の顔。
実際、娘は焼きそばが大好きです。焼きそばなら肉も野菜も入れられるし、野菜をたくさん入れてもペロリと食べてくれるので、私としてはむしろ娘に野菜をたくさん食べさせたいときの一品として考えていました。
愛情がないみたいに言わないで
義実家から帰るとき、「食育って大事よ。食事から愛情って伝わるものだし」と義母はくぎを刺すように私に言いました。私としては「娘がたくさん野菜も食べられるし、喜んで食べてくれるし」と娘のことを思って焼きそばを作りました。サッと短時間で作った料理ですが、決してそこに愛情がないわけではありません。
ただ、義母は自分の考えをなかなか曲げないタイプの人。「ここで説明してもわかってもらえないだろうな」と思い、「そうですねー大事ですよねー」とサラッと受け流して義実家をあとにしました。
確かに、「焼きそばはお昼ごはんに食べるもの」というイメージもわかります。けれど、娘が大好きで、肉もたくさんの野菜もペロリと食べてくれる焼きそば。「娘への愛情がないかのように言わなくても……」と義母の言葉にモヤモヤした出来事でした。
著者:山口花/女性・主婦。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています