ワイルドでチャラそうな男性に一目惚れ
マッチングアプリで出会った彼のプロフィールには「野球少年で、大人になってからも野球チームに所属しています。ワイルドで包容力あり。がっちり体型です」と書かれていました。がっちり体型のスポーツマンに弱い私は、プロフィール写真も好みで彼にひと目惚れ。
すると彼のほうからメッセージが届きました。「はじめまして。僕は水曜が休みです。よければおいしいものを食べに行きませんか?」と、ランチのお誘いが! いきなりデートに誘われ、やや軽めの印象を受けましたが、気になっていた人なので思い切って返事をすることにしました。
実際に会ってみると?
メッセージのやり取りを始めると、こまめに返事をくれるうえに気づかいもできる男性だと感じました。ユーモアもあり、メッセージ上では会話が弾みます。仕事に熱心で真面目なようで、なにか問題があるわけでもなさそうですし、40歳手前でなぜいまだに独身なのか不思議なくらいです。
そして、2週間後に会う約束をした私たち。ランチの場所も彼が決めてくれることになり、彼への期待はどんどん膨らんでいきました。
予想もしなかった彼の一面に?!
そしてデート当日。対面した彼は、プロフィール通り体も大きくてワイルドでありながら垂れ目がかわいらしく、私の超タイプ! デート中も会話が盛り上がりいいスタートです。しかし、その後も何度かデートを重ねるも、なかなかその先に発展しません。
そんなある日。いつも通りドライブと食事を楽しみ、だんだん帰る時間が近づき「今日もなにもないのかな……」と思っていると彼が突然車を停めました。そして彼が「実は今日の目的はハグすることだったけれど、できそうにない。実は中高と男子校で、女性の扱いがわからないから……」と言うのです。私は思わず笑ってしまいました。
遊んでいそうに見える風貌なのに、まさか奥手だったとは! 意外な一面を持っていた彼がかわいく見えて、私はますます惹かれてしまいました。そして、その後私たちはゆっくりお互いの距離を縮めていったのでした。プロフィール文や風貌だけでは、その人の本質まではわからないのだなと実感した出来事です。
マッチングアプリでの出会いで大切なことは、プロフィールや見た目だけで判断せず、実際に会って相手の本質をじっくり見極めることだと強く思った出会いでした。
著者/山上まちこ
作画/しお
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