「朝ごはんの用意はしなくていいから」
私は結婚当初に夫から「朝ごはんの用意はしなくていいから」と言われました。
まず、朝ごはんを食べずに出社するというのが私の考えにはなかったこと。そして、朝食は家族みんなで食卓を囲んで同じものを食べるのだと思っていたこと。
こうした今までの私の価値観を大きく覆されるひと言に、私はとても驚いてしまいました。
好きなタイミングで好きなものを食べる夫
私は言われた通り、自分の朝ごはんだけ用意しました。
「夫は朝ごはんをどうするのだろう?」と私は不思議に思っていると、夫は食べたいときだけ食べたいものを食べているではありませんか! 朝ごはんを食べる日もあれば、食べない日もある。食べたいものは自分で好きなものを用意する。
私の考えていた朝食スタイルとは大きく違っていたのです。
実家とは違う良さ
初めは違和感を覚えましたが、このスタイルには、私にもメリットがあると感じるようになりました。
まず自分1人分のごはんを用意すればいいだけなので、気持ちの面でも手間の面でもラクです。また、食材についても、私の食べた分だけ把握していればいいので、管理もスムーズだとわかりました。
今まで「家族みんなで同じものを食べる」という私の価値観にはない考えでしたが、こうした食事のスタイルも良いのかなと思うようになりました。
今までの価値観にとらわれず、2人で話し合って、新しい価値観を作り出していけばいい。この朝ごはんの件から私が学んだことです。結婚スタイルは十人十色。これからも夫と話し合いながら、2人だけの結婚スタイルをつくりあげていきたいと思っています。
著者/nanoka22
イラスト/塩り
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