じいじの衝撃発言を聞いた娘は…
ある日、娘たちと実家で過ごしていると、弟夫婦が1歳の息子Aくんを連れて遊びに来ました。じいじのことが大好きな長女は、じいじとAくんが2人でいることに気づき、自分も交ざろうと2人に近づきます。
すると、じいじが「Aくんのことが一番好きだよ~」と言っている場面に遭遇してしまったのです。ショックを受けた長女は、黙って私のところへ来て、声も出さずに泣き始めてしまいました。娘から経緯を聞いた私は「じゃあ、じいじにお話聞いてみようか?」と娘を父のところへ連れて行くことに。
娘が小さな声で「じいじはAくんが一番好きなの?」と聞くと、父はピンときた様子。そして「じいじはみんなのことが一番好きだよ。もちろん長女ちゃんのことも」と答えてくれたのです。その言葉を聞き、娘は大喜び! 満面の笑みで「じいじ、大好き!」と叫んでいました。
大人からすれば大したことではないと感じることでも、子どもにとってはとても大事なことなのだと実感した出来事でした。分け隔てなく、子どもたちに平等の愛情を注いでくれる父にはとても感謝しています。
著者:藤野まさみ/女性・主婦。3姉妹のママ。趣味は子ども服を手作りすること。子連れで手芸店に通っていたら、娘たちも興味を持ってくれて生地やボタンなどをみんなで選べるように。こまかい作業は好きだが、根がズボラなので家事スキルは夫のほうが高い。
イラスト:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています