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「あたしわかる…」祖父の葬式に参列した娘。悲しみにくれていた私に素敵な言葉をくれてさらに涙が…!

先日、私の祖父が亡くなりました。私にとって、祖父母を亡くしたのは初めての経験。実母からの電話で訃報を聞いたときから、ことあるごとに涙が止まらず。私の子どもたちに祖父の死を伝えるときも号泣していたほどです。そして祖父の葬儀当日。子どもの言葉に、また涙があふれました……。

 

子どもたちも葬儀に参列することに

私には4歳と6歳の娘がいます。子どもたちと同年代の従妹も合わせると、私の祖父には5人のひ孫がいました。最後に笑顔の祖父の姿を覚えていてほしいという私の両親の希望もあって、当初ひ孫たちは参列しない予定でした。


しかし、私は大好きだった祖父を子どもたちにも見送ってほしい、という強い思いがあったので親族に相談。最終的にはひ孫5人、全員で葬儀に参列することになりました。

 

迎えた祖父の葬儀当日。気丈に振舞っていた私も、いざ祖父と対面すると涙が止まりませんでした。しかし、ふとした瞬間の、子どもたちの「あっちにみかんがあるよ」の緊張感のないひとことや、落ち着きなく動き回る姿に心が救われました。そして……。

 

 

子どもの言葉に心が救われた…

私は最初、祖父が亡くなったことを子どもたちがどのくらい理解しているのかわかりませんでした。しかし、親族の中で一番幼い私の4歳の次女が、月を見ながら「あたしわかるよ。おじいちゃま、きっとお月様になったんだね」と言ったときは、こんなに幼くてもちゃんと祖父の死を理解しているのだと、また涙があふれました。


子どもたちがいなければ、耐えがたいつらい時間だったはずです。他の親族も同じ気持ちだったようで、子どもたちの笑顔に心が救われたと話してくれました。子どもたちの無邪気さのおかげで、時折笑顔もこぼれる葬儀となりました。

 

 

葬儀が始まるまでは、静かにできるだろうか、走り回って迷惑をかけないだろうかと心配していました。しかし葬儀が終わってみると、子どもの天真爛漫さに心が救われる結果となりました。子どもたちは葬儀から数カ月経った今でも、ふとした瞬間に「おじいちゃま、お空から見てるかなぁ」と私の祖父のことを思い出しているようです。

 

著者:河原りさ/女性・主婦。4歳と6歳の女の子ママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。

イラスト:ホッター

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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