︎医師の衝撃発言
聴診が終わると、私や子どもの体をチラッと見た医師。そして、突然言い放ったのです。
「まあ、みんなだからしょうがないか」と。そして、机に置いてあった肥満児指導の紙を私に見せ、「これこれ、こうなるからな! 小学校に行っても大変だぞ」と怒鳴られたのです。
私自身はとくに容姿のことを誰かに言われたことはありません。そしてたしかに子どもたちは食べることが好きで少しぽっちゃり型です。ですが、怒鳴るような言い方や、感じの悪いやり方にとても腹が立ち、「どういう意味ですか?」と言い返そうになりました。けれどもその場にいた保健師さんに次の検査に誘導されてしまい断念しました。
怒りを通り越して涙
健診が終わりましたが、私の気持ちは収まりませんでした。そこで、帰り際に保健師さんに打ち明けました。
怒りでいっぱいでしたが、話していくうちに張り詰めていた糸が切れたかのように涙が溢れて出てきたのです。話を聞いてくださった保健師さんは「え!? なにそれ!? ︎そんなこと言われたんですか?」と驚きの表情。そして、今後の参考にさせていただきますと言ってくださいました。
周りの方からの励ましの言葉で前向きに
医師としては健康のために話してくれたのだとは思いますが、いくら何でも言い方ややり方がひどいなと感じた出来事でした。その後、育児支援センターの方にもこの件について相談すると、「気にすることはないよ!」とあたたかく励ましていただき、気持ちを落ち着かせることができました。
周りの方々のおかげで前向きに過ごすことができ、とても感謝しています。今も、たくさん食べてくれるわが子たちが誇らしいです。たくさん食べて、たくさん体を動かして、大きく育ってほしいと思っています。
著者:山野まい/2016年と2018年生まれの女の子のママ。子どもの成長は早いなと思いながら、バタバタと生活している。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)