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「激務でつらい…」床で寝てしまう日々。そんな私に夫が放った驚きのひと言

仕事ばかりで疲弊する毎日に終止符を打つため、「この仕事を辞めよう」と思い立った私。しかし、人手不足の会社をすんなり辞めさせてもらえるはずもなく……。クヨクヨしている私に、夫がある予想外のひと言を放ったのです。

「辞めさせてもらえない…」激務で疲弊していた私。夫が放った予想外のひと言は…

 

辞めるなら半年後!?

日中は接客、夜は遅くまで事務作業……。当時ある企業で働いていた私は、家に着いた途端、疲れ果てて、床で寝てしまう日々が続いていました。夫との時間もとれず、ついに「もう会社を辞めよう」と決心。しかし、当時の職場は、つい先日にも一人辞めたばかりで人手不足の状況でした。

 

それでも、私は「自分の人生のほうが大切だ!」と思い、勇気を出して上司に辞めたい旨を伝えました。しかし、「なぜ今辞めるのか、辞めるなら半年後。今の職場の状況を見ればわかるだろう」と言われてしまったのです。

 

「人手不足なことは、重々わかっているけれど……」と思いましたが、そんな気持ちを伝えらえるはずもなく、「もう一度考えます」と言って、トボトボ家に帰りました。

 

夫が放った予想外のひと言

その日、私は家に帰ると、夫に上司の反応を報告しました。すると夫は怒った様子で「人手不足は会社の責任。ずんこのせいじゃないでしょう」と言ったのです。私はてっきり「じゃあ、もう少しの間、頑張りな」と夫に慰められるものと思っていたので、予想外の反応にびっくりしました。

 

そして追い打ちをかけるように「辞めさせてもらえないなら、俺が言いに行くから」と。あまりの頼もしさに、何だか私も気持ちが強くなりました。そして、もう一度上司に辞めたい旨をきちんと伝えることを夫に誓ったのです。

 

無事に説得成功!

日を改めて上司と話し合いの場を設け、今度は強い意思をもって自分の思いを伝えました。上司と話しているときも、夫が言ってくれたあの言葉が私を勇気づけてくれ、そして夫がそばにいてくれているような気がして、ちっとも怖くありませんでした。

 

すると、前回よりも決意が伝わったのか、上司は「……2カ月後なら」と渋々譲歩してくれ、退職することが決定。その後、退職を知った同僚も温かく送り出してくれ、最後は無事、円満退社することができました。

 

あの日の夫のひと言があったからこそ、今は床ではなく布団で寝て、休日は夫と一緒に過ごす、という幸せな日々を送ることができています。

 

 

夫とは価値観が合わないときもありますし、「そんなアドバイスして欲しくない」と思うときもあります。しかし、ここぞというときの彼の存在感と、放たれるひと言は最強! 今回の一件においても夫の言葉がなかったら、上司や周りのことを優先してしまっていたと思います。だからこそ、ピンチのときに一番の味方でいてくれる夫に出会えてよかったと心から思いますし、私も、彼のここぞのときの一番の存在でありたいと思います。

 

著者/ずんこ
イラスト/sawawa

 

 

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      経験上、辞めたいですだと意地弱いとみなされ、流されます。
      何月何日に辞めます。の方が相手も諦めてくれます。

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