第一印象はちょっと無愛想?
夫の祖母の妹の夫、という近いのか遠いのかよくわからない距離感の親戚の男性がいます。義祖母とその妹の仲は良好で、家族ぐるみで月に何度も家を訪れ合う関係です。夫の実家は二世帯住宅で、義両親と義祖父母は一緒に暮らしています。私たちが結婚してから初めて義実家に遊びに行ったときも、義祖母の妹夫妻はお祝いに駆けつけてくれました。
親戚の男性の第一印象は、ちょっと無愛想かなと思いましたが、どこにでもいるような普通のおじさんです。こちらから挨拶をしても笑顔を見せるわけでもなく、軽く会釈だけするような方ですが、同じくらいの年配の男性は大体こんな感じだと思っていたので、特に何も気にしていませんでした。
まさかの行動に…
連休を利用して、義実家に泊まりに行ったときのことです。その日、義両親と義祖父母は外出しており、夫も友人に会いに行っていたため、私は1人で留守を任されていました。
義実家ではいつも夕方に入浴する習慣があるので、私もその日は夕方にゆっくりお風呂に浸かっていたのですが、急にお風呂場の窓にあの親戚の男性の顔が現れたのです。あまりの驚きに叫ぶことすらできない私。すると親戚の男性は「ここにいたのか。せっかく来たのに誰も出ないから」と言います。
「ここがお風呂場だと絶対知っていたでしょ!」と突っ込みたかったですが、入浴中の私はどうすることもできません。そして、「表で待っているから、出たら開けて」と平然と言いのけ、その場を後にしました。あまりに衝撃で私はめまいがしそうでした。
どんな理由があれど…
親戚の男性はどうやら玄関ベルを鳴らしたようですが、入浴中の私の耳には届きませんでした。そして「電気がついているのに出ないのはおかしい」と思い、お風呂場を覗いたそう。百歩譲って、お風呂に入っていたのが私だと思わなかったとしても、家の裏手にあるお風呂場まで行き、勝手に覗くというのは理解できません。いくら親戚だからといっても、どこでも入り込んでいいわけではないと思うのです。
「外で待っている」と言われましたが、そのときは私1人しかおらず、入浴中の姿を覗かれたという状況でうろたえてしまって……。そのとき、ちょうど夫が帰ってきたので夫に対応してもらいましたが、親戚の男性からはその後何も言われませんでした。
もしかしたら裸を見られたかもしれないと考えるとショックが大きく、なかなか切り替えられませんでした。夫にも話せずにいましたが、私の様子がおかしいことに気づいたようで、事情を説明すると夫は憤慨。それ以降はその男性とは顔を合わせないように、配慮してくれるようになりました。
著者/月村なぎさ
作画/あさうえさい
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