20分後にやり直し?
義両親が遊びにきてくれていたある日。私のスマホがどこを探しても見当たらず、困っていました。5歳の子どもに聞くと、「ここにあるよ~」と持ってきてくれひと安心。しかし画面を開こうとすると、「iPhoneは使用できません」「20分後にやり直してください」の文字が……。
今までは、子どもが勝手に触って数分単位でのロックは見たことがありましたが、20分という長時間は初めてでびっくりしました。「ママのスマホ勝手に触ったでしょ!?」と子どもを問い詰めると、「おじいちゃんだよ!」の返事が……。
ロックをかけたのは義父だった!
義父は70代で、とても真面目で良識人でした。他人のスマホを勝手に触るようなことは絶対にしないと思っていました。さらに当時、子どもはイタズラをすると誰かのせいにすることが多かったので、私は子どもが嘘を付いたと思い、「おじいちゃんがママのスマホを勝手に触るわけないでしょ!」と子どもを叱りました。
すると、なんと義父がバツが悪そうな顔で自分がやったと言ったのです。さらに、子どもに頼まれて触ったとも告白。
真の犯人は子ども!
実は、私のスマホには子どもが遊ぶゲームがインストールされていました。子どもとの約束で、「来客中はゲームをしない」と決めています。しかし、私のスマホを見つけた子どもは、義父に「ゲームしたいからこのスマホ開いて~」とおねだりしたのでした。
義父は、ガラケーでさらに機械にあまり詳しくなく、よくわからないまま孫にねだられ、数字を適当に押して解除しようとしてロックがかかったのが真相だったのです。まさか、義父が私のスマホを解除しようとしたとは思いませんでした。どうやら義父は、スマホをゲーム機と勘違いしたようです。私と夫から、スマホが携帯と同じであることを説明しました。
その後、義父にロックを解除させようとした子どもを叱り、言い聞かせたあとに義父にごめんなさいをさせました。今では笑い話ですが、スマホロックの解除時間が長時間だったこと、そしてロックを解除しようとしたのが、まさかの義父だったことには本当にびっくりした体験でした。
作画/やましたともこ
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著者:山本加奈子
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。