「プールに入ってみる」娘の勇気ある挑戦!
幼稚園での初めてのプールで、男の子に執拗に水をかけられて以来、園のプールがすっかり怖くなった娘。その日以来、プールを嫌がるようになってしまいました。そして、年長になった初めてのプールの日に、「お姉さんになったからプールに入ってみる!」と娘から言ってきたのです。水着セットを持って登園しましたが、結果は失敗に。お迎えに行き、私の姿を見た娘は号泣。先生によると娘は恐怖心に打ち勝てず、プールの前で泣いてしまったそうです。その日以降、「プールがあるから幼稚園に行きたくない」と登園しぶりと同時に夜泣きが始まりました。
こちらが「そんなに嫌なら休んでいいよ」と提案したのですが、娘は1日休んだだけで翌日にはプールセットをもって登園。その日の午後、園にお迎えに行くと、私のもとに満面の笑みでかけてきた娘。なんと「プールに入れたよ」と言うのです。担任の先生に話を聞くと、プールの時間にクラスの女の子が「私たちが守ってあげるから大丈夫だよ!」と娘を誘ってくれたそう。さらに、10人ほどいるクラスの女の子ほぼ全員が、「守ってあげるから大丈夫!」と娘を取り囲んでくれたというのです。
クラスメートがガードしてくれたおかげで無事プールを楽しめた娘。「頑張って!」と言うのではなく、「一緒に解決しよう!」と娘に寄り添ってくれたクラスメートたちの姿に、娘だけでなく私も救われた出来事でした。
著者:田所ちかえ/女性・主婦。小学2年生の一人娘を溺愛するママ。だんだん親離れして行く娘に寂しさを感じる毎日。
作画/mosu
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています