「5分後出発ね」と言われビックリ
夫と結婚して一緒に暮らし始めて間もないころ、夫婦2人で出かける予定がありました。朝ごはんを一緒に食べたあと、夫から「じゃあ、準備して5分後に出発ね」と告げられたのです。私はビックリして「えー! そんなのムリだよ!」と叫んでしまいました。
どうしてそんなことを言ったのか夫に聞いてみると、彼としては「歯磨きして顔を洗って着替えるだけだから、5分もあれば十分でしょ」ということだったのです。
私の準備は40分かかることを驚かれた
一方の私は、歯を磨き、顔を洗ってから化粧水などで肌のお手入れをし、髪をセットします。それから、日焼け止めを塗ってお化粧をし、服を選んで着替え、最後に持ち物の確認をするという準備工程です。
この一連の流れをこなすのに、少なくとも40分はかかっていました。そのことを夫に伝えると、「えー!そんなにかかるの!?」と信じられないといった顔で驚かれました。
幸いその日は時間に余裕があり、夫も「そういえば、女性の準備は時間がかかるって聞いたことあるよ。本当なんだね」と納得して待ってくれました。しかし、私が準備している間、夫を手持ち無沙汰にさせているので、どうも気が引けます。
そして、「たまたま今日は余裕があったけれど、このままだと今後約束の時間に間に合わないことになるかも……」と心配にもなりました。
事前に準備の流れを確認するように
その後、私たちは「準備時間が違いすぎる問題」について話し合い、お出かけ日の前日までに、家を出る時間や準備の工程を一緒に確認しておくようになりました。そうすると、私がお化粧をしている間に、夫に朝食で使った食器を洗ってもらうなど効率的に時間を使うことができます。
また、準備に時間がかかる私は、時短のための工夫をするようになりました。例えば、「翌日着る服を前日のうちに準備しておく」「必要な持ち物をバッグに入れておく」といったものです。服装や持ち物を考える時間が省略できたため、40分かかっていた準備時間が30分に短縮されました。
ゲームが好きな夫は「あと何分待てば良いかわかると、その間できりの良い所までスマホゲームできるから助かる」と言っています。私も、夫を待たせる罪悪感を感じなくなりました。こうして、ムダな待機時間を減らすと共に、お互いのストレスも軽減できたのです。
結婚当初はお出かけの準備時間が夫婦間であまりにも異なり、お互いビックリしてしまった私たちでした。しかし、「事前に準備の流れと時間を確認しておく」ことでギャップをなくすことができました。
子どもが産まれてからは、私がお化粧をしている間、夫は子どもの準備をしています。2人で一緒に確認する習慣がついて本当によかったと感じます。
著者/ココロナナコ
イラスト/おんたま
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