「あぁうるさい!」下の階から聞こえる音の真相
わが家は古い社宅をリノベーションした鉄筋コンクリート造のマンション。新婚当初からこの建物の3階に住んでいるのですが、以前から下の階には若い女性がひとり暮らしをしていました。第1子となる息子が1歳のころ、下の階から男性の野太い声が聞こえるように。どうやら、女性は男性と同棲を始めたようでした。集合住宅ではある程度の音が聞こえるのは仕方のないことですが、深夜から明け方にかけて大声を発するため、私たちの睡眠にも支障をきたすようになったのです。
当時、息子は夜間にミルクを与えることがあったものの、よく寝てくれました。しかし、下の階の男女による深夜の歌唱や大音量で流す音楽、そして男性の大声によって息子も私たち夫婦も起きてしまうことが続きます。睡眠不足になり、疲労がたまりがちな育児に拍車をかけました。部屋の移動や防音マットでの対策を試しましたがあまり意味はなく、夫が「管理会社に話をする」と決断。私は相手の恨みを買ってしまうのではと恐れましたが、夫の「管理会社には誰が通報したのかは伏せてもらうから!」との言葉に納得し、管理会社に電話をしたのです。
電話の翌日には「深夜の大声や大音量は迷惑になるのでやめましょう」との注意喚起の用紙が各世帯のポストに入っていました。管理会社が迅速に対応してくれた結果、数日間は静かになりましたが、また下の階の騒音が聞こえるように。再度管理会社に連絡したところ、下の階の騒音はピタッと止みました。管理会社が直接注意をしたようです。勇気を出して管理会社に連絡してよかったと心底感じました。
これを教訓にわが家も他人に迷惑をかけないように、防音マットを敷き詰めたり、子どもにも必要以上に音を立てないよう言い聞かせたりしています。
著者:内野みお/30代女性・主婦。5歳と2歳のやんちゃ兄弟に翻弄されながら育児に奮闘するママ。子どもに隠れてこっそりスイーツを食べるのが至福の時間。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています