買い物は子どもたちが留守の間に
1人目が乳幼児のころ、おむつやミルクといった子育て用品や日用品を買うときは、夫婦そろって出かけていました。育児用品を買いに車で出かけるだけなのですが、なんとなくお出かけ感があって楽しかったことを覚えています。
それからすぐに2人目を出産して数年後、2歳違いの子どもたちは幼稚園へ。そのころから、私と夫の休みが重なったときは、どちらか手の空いているほうが、子どもたちが幼稚園に行っている間に日用品の買い物などを済ませるようになりました。
子どもたちが帰ってくると、午後からは子どもたちを連れて公園に行くなどします。そのため、なるべく午前中のうちに買い物や家事を済ませ、午後はできるだけ子どもたちと過ごせるよう心がけていました。
夫からの急な提案
夫の休みは不定期で平日のことが多く、私のパートの休みと重なるときもあります。
とはいえ、子どもたちが幼稚園に通っているころは帰りのバスの時間が気になってしまい、「午前中のうちに買い物を済ませなきゃ!」と、私たちは慌ただしい休日を過ごしていました。ところが、子どもたちが小学校に入ると帰宅するのが15〜16時になり、日中に少し時間の余裕ができるようになったのです。
そんなある日、お互いの仕事が休みで夫と2人で家事をしていたときのことでした。夫から「今日は子どもたちは何時くらいに帰ってくるかな?」と聞かれて「15時過ぎかな」と伝えると、「少し出かけない?」と、夫に提案されたのです。
夫婦でプチデート
それからは、夫の提案でお互いの休みが合うときは、子どもたちが小学校に行っている間に夫婦でランチに出かけるようになりました。子どもたちが帰ってくるまでには家に戻りたいので、必然的に近場でのランチにはなってしまいますが、夫婦2人きりでゆっくり話している時間はとても心地よく、いい気分転換になりました。
時間にけっこう余裕のあるときには、地域の観光スポットに出かけることも。ちょっとしたデートのようで、結婚して育児が始まってからずっと慌ただしい生活を送っていたので、なんだか久しぶりに夫とデートをしたな、としみじみ。夫は以前から夫婦2人きりで出かけたかったそうで、子どもたちが小学生になったタイミングを見計らって、私をお出かけに誘ってくれたそうです。
夫の心づかいがとてもうれしく、これからもこの人と夫婦生活を楽しんでいきたいと思いました。
子どもたちが小さいときは、午前中にバタバタと買い物に行ったり家事をしたり午後は子どもたちと遊んだりと、どうしても時間に余裕がありませんでした。夫婦2人きりでゆっくり過ごせる時間なんて、ほとんどなかったのです。
子どもたちが小学生になり、夫が「お出かけしよう」と提案してくれたことがきっかけで、夫婦2人きりでゆっくり過ごせる時間を作れるようになりました。これからも夫婦の時間を大切にしていきたいです。
著者/中山真希
イラスト/sawawa
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