仕事と育児が両立できずにイライラ
以前は仕事の締め切りが迫っているときや、Web会議など時間に追われているときは、ついイライラして子どもにきつい言い方をしてしまっていました。「何でわからないの!」「○○しなさい!」など、怒りに任せて自分から出てきた言葉にビックリすることも。
あとから冷静になってみると、「Web会議の間は静かに遊んでなさい!」なんて、2歳半の子どもに無理を言っているよな……と、自分が母親失格のように感じて、落ち込むばかりでした。同僚の成果を見ては「せめて迷惑をかけてはいけない」と焦ってイライラしてしまい、反省するの繰り返しでした。
子どもの言葉にはっとする
遊んでいる娘の横で仕事をしていたときに、急に「ママ全然こっち見てくれない!」と泣き出しました。今まで自分の仕事のことで精一杯だったけど、娘に急に大泣きするほど我慢させていたんだとはっとしました。
周りが見えていなかったことへの恥ずかしさと、申し訳なさでいっぱいになり、娘と一緒に大泣き。「このままではいけない! 娘とちゃんと向き合おう!」と誓った出来事でした。
とことん娘と向き合う時間を作った
娘との時間を優先させるために、娘が寝ている時間に仕事ができないかと考え、朝4時に起きて早朝に仕事をするようになりました。最初早起きはつらかったけど、娘と一緒に20時に寝てしまえば、8時間睡眠時間が確保できます。
さらに、朝食後1時間と夕食の準備をする前の1時間はスマホの電源も切って、娘と遊ぶだけの時間を作るようにしました。娘とじっくり向き合う時間を作ることで、娘がかんしゃくをおこすことがなくなり、自然とひとりで遊んでくれる時間も増えました。
在宅ワークをするようになってから、仕事とプライベートの時間があいまいになっていました。家で仕事をするからこそ、自分で時間を管理する必要があると実感しました。仕事の時間と子どもと向き合う時間を分けて考えて、メリハリをつけることで、心に余裕ができました。今では「仕事も育児も完璧にするのは無理! 限られた時間で自分にできることだけやろう!」と気楽な気持ちで過ごしています。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/ねね
著者:中山さやか
2歳女児の母。夫は激務のためワンオペ育児中。ファイナンシャルプランナーの資格を活かして、節約や資産運用に関する記事を執筆している。