亭主関白な義父
義父は家事をまったくしない亭主関白な人。食べ物の好き嫌いも多く、そんな義父のために、仕事で夜勤もしている義母はいつも好きなおかずを作り置きする徹底ぶり。
打って変わって、夫は料理じょうずで家事を率先してやってくれます。「家事はできる人がやらないと」と言ってくれるほど、亭主関白とはほど遠い夫です。
実家に帰ると変わる夫
しかし、実家に帰ると夫は一変。ドスンとテーブルの前に座り、食事を作ったり配膳したりなんてもってのほかと言わんばかりに、義父と話すのに夢中です。
子どもの面倒を見てくれる訳でもなく、ただただ義母と私が作って運んだ料理を食べ、お酒を飲みながら義父と話しています。
義理のお姉さんが来たときも
ある日、義姉が帰省したときも、男性陣はいつも通り座って話していました。そして、当時妊娠中でおなかが大きかった私と、少し体格のよい義理のお姉さんとで料理をしていると、おもむろに台所に現れた義父は「横綱同士が肉を焼いてる」と笑いながら、その言葉だけを言って去っていきました。
私は、手伝うことすらせずに余計なことだけを言い放つ義父に絶句。義理姉は苦笑いして、必死に別の話題へと変えてくれていました。
ただ、ふと義母を見ると、慣れた手つきでてきぱきと動き、特に不満そうな様子もありません。もしかしたら、義母は義母なりにこのスタイルを受け入れているのかもしれない。そう思うと、私が一方的に「おかしい」と決めつけるのも違うのかな、と少し冷静になれました。
それぞれの家庭には、長年かけて築いてきた習慣やあり方があるのだと思います。ただ同時に、受け入れていることと、本当は負担がないことは、必ずしも同じではないとも感じました。だからこそ、私は自分の家庭では違うやり方を選びたいと思っています。
帰宅後、夫に「実家だと別人になるよね」と笑いながら話してみました。夫も「確かに」と苦笑い。普段の家では当たり前にやっていることを、実家でも忘れないでほしいと、やんわり伝えました。
そして自分の子どもは男の子2人。いつか大切な人を連れてきたときには、『手伝う』という意識すらなく、キッチンに立つのも準備や片付けも『当たり前に一緒にやる』ことだと捉えられる男性に育てていきたい。それが、私たち夫婦が築いていく家庭のあり方なのだと、改めて思いました。
著者:山本 ももこ/30代女性/2018年と2022年生まれの男の子のママ。事務職。長男とK-POPの推し活中。近所に農家をしているおじおばが住んでおり、子どもたちは大人に囲まれて暮らしている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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