夫には6個、私には2個だけ
メインは唐揚げ。義母が取り分けてお皿を配ってくれたのですが、私の前に置かれたお皿だけ、明らかに唐揚げが少ない……夫や義兄には唐揚げが6個、私の皿には2個だけでした。
最初は「たまたまかな」と思って笑顔で食べ、もう少し食べたいなと思い大皿に手を伸ばそうとすると、なんと義母から「あなた、小食でしょ?」と言われたのです。私は小食ではないし、特に少なくしてほしいとも言っていませんでしたが、そう言われ、私は手を止めました。
義母の中で「嫁は控えめであるべき」という思いがあるようで、その後も私が会話に参加すると、「今、お兄ちゃんがしゃべってるでしょ!」と注意されてしまうなど、居心地の悪さを覚えました。しかし、義実家ではそれが普通なので、誰も何も言わず……。
夫も何も気付いていませんでしたが、帰りの車の中でその話題を出すと「そうだったの!? 嫌な思いさせてごめん」と言ってくれました。また、気付かなかったことにも謝ってくれました。
その次に義実家に行った際は、夫が私に料理を取ってくれたり、会話を振ってくれるなどして、義母をやんわりけん制してくれました。夫は注意もしてくれたようですが、「嫁は気を使って控えるべきだ」と逆に義母に叱られてしまったそうです。
そのため夫は、「これからはちゃんと俺が間に入るから」と言ってくれて、義実家での食事は相変わらず緊張しますが、夫と協力して義母とコミュニケーションを取るようにして、今は以前よりもずっと穏やかな時間を過ごせています。
時代や地域、その家ならではのルールがあること、それをどれほど重んじるかは人によると思うので、この一件以降、私はその場の空気を読んでできる限り合わせるようにしています。あえて対抗する必要もないので、円滑なコミュニケーションのために、必要な我慢をしてこれからも義家族とは適度な距離を取りつつ、お付き合いしていきたいと思います。
著者:あい うえこ/30代・女性・会社員。ひとり娘を育てる母。時短会社員。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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