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毎週末、義母から嫌味「将来の好き嫌いはママの料理の腕次第」夫「俺、偏食だよ?」墓穴を掘った義母は

私は、息子が生まれてすぐのころから、毎週家にやってきて育児マウントをとってきていた義母に辟易していました。しかし、ある日のマウントに、私だけでなく夫も「ん?」と引っかかり……。

 

マウント義母に夫が反論した結果

息子が生まれたばかりのころの話です。当時私は、初めての育児に奮闘していました。
息子は、どうも私以外の抱っこでは泣くことが多く、中でも義母が抱くと火がついたように泣き出します。こうなると義母としてはおもしろくありません。

 

泣く息子を見ながら「ママだけがいいなんて、この子ちょっとおかしいんじゃない? 私が育ててればこんなことにはなってなかったわ」と言うようになったのです……。義母は近所に住んでいたので、毎週末「孫くんの顔を見たいから」とうちに来ていました。その度に私の育児方法に口出しをしてきていたので、私はウンザリ。義母との関係を壊したくない思いもあったので、何も言い返せずにいたのでした。

 

 

息子が生後5カ月を過ぎ、離乳食が始まったころ、いつものように義母がうちに来ていっしょに食事をしていたのですが、離乳食を口から出す息子を見て「食べないの? あなたの味付けが悪いのかしら? うちの子はなんでもパクパク食べてたけどね~」と再び義母の子育てマウントがスタート。「離乳食のときのママの料理の腕で、この子の将来の好き嫌いが決まるのよ! ちゃんとなんでも食べられるようにしなさいよ! 私みたいに」と嘘か本当かわからないことまで言い出す始末です。

 

私は「ん?」と思いましたが、私以上に引っかかったのが夫です。「え、俺、めちゃくちゃ偏食じゃん。これって母さんの料理の腕が悪かったってこと?」とポロリ。さらに「母さんなんて、おれより偏食ひどいじゃん。ばあちゃんの料理の腕が相当悪かったってこと?」と笑いながら追い打ちをかけます。マウントをとることに必死になっていた義母は、墓穴を掘ったことに気づき、赤面しながら黙り込み、「うるさいわね」とひと言つぶやき、帰ってしまいました。

 

 

また別の日。たまたま義実家で夫のアルバムを見ていると、義母の字で「離乳食を食べてくれない」「すごくよく泣く子。1日中抱っこをやめられない」などと書いてあるではありませんか。義母の話す「私の育児」と、実際の育児は真逆だったのです。

 

「お義母さん、これ……」と思わず見せると、さすがの義母も気まずそうに「そう、私、育児すごく苦戦してたの」としおらしく話し始めました。自分自身の子育てと真逆のことを話すことで、過去を美化しようとしていたと言います。

 

自分の子育てを振り返った義母は、「うちの子は~」「私なら~」というマウントの口癖はなくなり、むしろ私の育児方針に「わかるわ、そうしたくなるわよね」と共感をしつつ、「でもきっとこうしたほうがいいと思う」と自身の反省をいかしたアドバイスをくれるように。今では子育ての心強い味方になってくれています。

 


いろいろな性格の子がいるので、子育てに正解はないと私は思います。義母が苦戦しながらしてきた育児も、すべてが間違いだったわけではないはずです。なんでも比べて「こうするべき」と押しつけるより、それぞれの家庭の方針やパパママの思いを尊重することが、家族一丸となってよりよい育児をしていくために必要だと学んだ出来事でした。
 

 

著者:水沢ありか/30代・ライター。鉄道が好きな9歳の息子を育てるママ。休日は親子で電車を眺めに出かけて楽しんでいる。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

 

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