「子どもは3人!」義父の主張
わが家には8歳の長女と4歳の長男がいます。私たち夫婦としては、子どもは2人で十分だと考えていました。
しかし義父は、至って真面目な顔でこう言います。
「ここらへんの田舎じゃ、3人が普通なんだよ。俺も3人兄弟だろ? やっぱり3人以上がいいんだ。それぞれの子にとって相手が複数になるから、バランスがいいんだよ」
その目には悪意など微塵もなく、本気でそう信じている様子でした。義母は困ったような顔を浮かべつつも、終始無言です。
夫が静かな声で「俺らは2人で十分だから」と諭すように言うと、自分の考えが理解されないことに腹を立てたのか、義父は険しい表情になりました。
そしてついに、「本当に産まない気なのか? ここらへんじゃ3人産まないと、一人前の嫁として認められないぞ」とまで言い始めたのです。
さすがに「もうやめようよ」と夫がため息をつくと、「バカにするな!」と義父は突然激怒し、自室へ行ってしまいました。
地域によって異なる「普通」
後日、夫と同じ地元出身のママ友3人に「『子どもは3人!』とか言われることある?」と聞いてみました。すると3人とも口をそろえて、こう教えてくれたのです。
「おばあちゃん世代は口には出さなくても、『子どもは3人産んでこそ』と思っていて、子どもが少ないと『ラクをしている』と見なす雰囲気があるよ」
さらに、「うちも最初の子を産んだときに初めて『孫は3人』って親から言われた。もともと3人の予定だったから産んだけどね」と話すママや、「『3人産め』って言われて喧嘩になったけど、うちは産まないよ!」と断言するママもいました。
夫の地元ではやはり「3人産んでこそ一人前」という認識が根強いことがわかり驚きましたが、私たちの世代は各家庭で方針を決め、親世代と話し合いながらうまくやっている様子。私たちも義実家とは適度な距離感で話し合いながら、夫婦で責任を持って決めていきたいと思いました。
その後、義父から私のスマホに「この間は申し訳なかった。お嫁ちゃんの体が心配なんだ。3人目を産む気になったら早めに」と、一応の謝罪メッセージが届きました。文面を見る限り、まだ3人目を諦めてはいないようです。
義父の姿勢に身構えてしまいますが、自分たちは自分たちの責任で家族のかたちを考えていこうと、改めて夫婦で再認識しました。
著者:山口花/30代女性。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
※AI生成画像を使用しています
それが本音じゃなかったとしても、義理の家族が何か言い出したときは、反論ではなく『褒め殺し』に限ります。