「あれ?何かおかしい…」拭えない違和感
1歳になった長女が無事に入園し、育休から復帰した私。しばらく経ったある朝のこと、起きると耳に聞こえづらさと痛みを感じました。休むほどではないと判断して出勤したものの、何日経っても症状は回復しません。
しかも、入園したばかりの長女は「保育園の洗礼」を受け、病欠が続きます。私の有給休暇は早々に消滅し、自分の不調では休めない状況に。
夫の協力があっても、時短勤務の私が圧倒的に家事・育児を担っていました。耳の不調が続くなか、長女の看病で眠れずに仕事へ行く日々が続いたのです。
疲れているだけだし、まだ大丈夫…
不調を感じつつ働くうちに、不注意で頭を切って縫ったり、ぎっくり腰になったりと、体は確実に壊れていきました。しかし、このような状態の私に対しても、夫は「大したことないだろう」という感じで塩対応のまま……。
そんななかで帰省した際、すぐに横になり息切れをする私を見て、母が「あんた、様子が変!」と一言。病院を受診するよう促されました。
異変を感じた母に指摘されたことで、これまで不調から目を背けてきた私の中の何かが、音を立てて崩れ落ちたのです。
医師の「休みましょう」でようやく止まれた
帰省から戻ったあと、急に無気力になって起き上がれなくなりましたが、「このままでは危険だ」と感じ、なんとか循環器科、耳鼻科、心療内科を受診。それぞれ不整脈やストレスといった診断が下されました。
心療内科で「疲労で体が悲鳴をあげています」と言われてもなお仕事に行こうとする私に、医師が「休みましょう」と強く言ったことで、私のフル回転はようやく止まりました。
その後、しっかりと休養をとり、各専門医の指示に従って治療をおこなったことで、回復していきました。
娘が生まれた瞬間から、子どもたち2人を守ろうと必死だった私。頭痛やめまいで休む同僚を尻目に「私は平気」と、体のサインを無視し続けていましたが、それがどれだけ危険なことか、身をもって痛感しました。
夫に家事・育児全般を託す日々が2〜3カ月続き、感謝しつつも、夫の大雑把なやり方を見て「これくらい適当でも子どもはたくましく育つんだ」と、手の抜き方も学びました。母親が休んだって悪くない、無理せず生きようと決意した出来事でした。
◇ ◇ ◇
育休復帰後の慌ただしい日々のなかでは、自分の不調を後回しにしがちですが、体は正直です。耳の違和感や動悸・息切れ、無気力感などは、過度なストレスによって自律神経が乱れた際に出現しやすい重要なサインです。これらを「まだ大丈夫」と放置し続けると、心身のバランスが完全に崩れ、回復に多くの時間を要することもあります。
お母さんが健康でいることは、育児を続けるうえで何よりの基盤です。不調を感じたら「休むことも大切な育児」と捉え、早めに専門医を受診し、周囲にSOSを出す勇気をもってくださいね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:富伊凛/30代女性・主婦。2016年、2020年生まれの兄妹の母。仕事と育児の両立に苦戦し、離職を決意。都会暮らしに疲れ果て、地方移住をもくろむ。趣味はベランダ園芸。嫌いなものは、花につく悪い虫と、雨の日の電動チャリ走行。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
※AI生成画像を使用しています