エスカレーターでわざとぶつかってきた男性
その日は快晴で電車に人もそんなに乗っておらず座れる状況でした。ゆったり病院へ向かう途中の乗り換えで、エスカレーターを利用した際後ろから「どん」と1人の男性がぶつかってきました。私はふらついたのですが、前の方が支えて下さり事故に至らずの状況でした。
普通の妊婦さんなら「怖かった」と恐怖心から何もしないと思うのですが、血の気が多い私は携帯片手に「あなたー! ちょっと待ちなさいよ」と後ろ姿を写真に収め、大声でぶつかって来た男性を捕まえようとしました。その男性はびっくりしたのか逃げようとした為「逃げるな!こらー」と叫んだら、たまたまいたお相撲さんがつかまえてくれて、一緒に駅長さんの居る所へ。私をエスカレーターで支えて下さった方も同行してくれ証言をして下さいました。実はその男性は何度か妊婦さん等にぶつかった事があり、駅でも情報を押さえていた人物だったのです。その男性は駅での聴取後警察へ引き渡されました。
今後もわざとぶつかってくる人がいるかもしれません。泣き寝入りせず大きな声でぶつかって来た当事者を捕まえる。または写真だけでも撮って警察や駅員さんへ伝えられたらと思っております。
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今回のママが経験したように妊娠中のママや赤ちゃん連れのママに“わざとぶつかる人”がいるケースも。
何より大切なのは、ママ自身とおなかの赤ちゃんを守ること。「声を上げる」「周囲に助けを求める」「駅員さんや警察に連絡する」これだけでも十分です。もし可能なら、相手の特徴だけでもメモや写真に残すと対応がスムーズになります。
怖い思いをしたときも、無理に追いかけたり1人で立ち向かおうとせず、まずは安全な場所に移動して、近くの人や駅員さん・警察など周りの人を頼ってくださいね。
著者:大内咲子/女性・会社員/社会人になった長男と、9歳甘ったれ次男を育てる肝っ玉かーちゃん。趣味はサッカー現地観戦。普段は福祉業界で働いている。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)