新しいママ友ができるのが楽しみだったのに…




産休でサークルをお休みしていたママが復帰すると聞き、私は新しいママ友との出会いを楽しみに参加しました。しかし、産休明けのママのAさんはなんと1時間半も遅刻。それなのに「ひさしぶり~買い出しに時間がかかっちゃって!」と、堂々とやってきたのです。
準備食材は分担制で、開始時間には持参するよう伝えてあったそうなので、「え? もう開始時刻を過ぎているのに、さっき買いに行ったの?」と驚いた私。調理に大きな支障はなかったものの、モヤモヤが残りました……。
調理が終わったら持ち寄ったおやつを食べてティータイムを過ごすのが習慣だったので、私はその日、大人分と子ども分のブドウ2房を準備していました。ところが、私の持参したブドウを見たAさんは、まるまる2房を自分の子どものところへ持っていって食べさせ始めたのです。私は「みんなで食べてね」と声をかけますが、Aさんの子どもはどんどん食べ進め、ほかの子たちは手を出せない様子……。
Aさんからお礼の言葉はなく、結局遅れてきたことへの謝罪もないまま、残ったブドウを持って、一番に帰宅したのです。私のモヤモヤ顔に気づいたほかのメンバーが「あの人、図々しくて前から有名なのよ……」とこっそり教えてくれました。
その後、彼女は「材料費がもっと安そうなサークルに移る」といって、すぐにサークルを退会。私は、年齢の近い子どもがいるママだとしても、無条件に仲間意識をもつべきではないと気づきました。今後もAさんのような人とかかわることがあれば、深入りしないよう気をつけたいと思います。
著者:藤田わか奈/女性・主婦。3歳になったやんちゃな娘を育てるママ。介護が必要になってきた両親の面倒と、子育てに奮闘中。
作画:ヒロミンミン
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています