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義母「おせち作るから30日に帰省して!」都合が悪いと伝えても聞く耳なし…すると夫が思わぬ提案を!

伝統の味を引き継ぐために、年末は毎年30日から義実家に帰省し、おせちづくりを手伝わされている私。しかし、子どもたちが大きくなるにつれ予定が合わなくなり、義母に相談しますが、聞く耳を持ってくれず……。

「絶対30日に帰省して!」また!?

結婚して以来、年末は毎年30日から義実家に帰省し、義母とおせちの準備をすることが恒例行事となっているわが家。ただ、ここ数年は12歳と8歳の息子たちそれぞれの習い事などの予定があり、30日から帰省することが難しくなってきました。

 

今年も義母に、帰省は31日からでいいかと尋ねましたが、「おせちが間に合わない! 困るわ! 予定は調整して、絶対に30日には帰ってきて!」と許可してもらえません。義兄も結婚しているのに、なぜか毎年手伝わされるのは私だけ。そのことについて聞いてみても、「感染症にも気をつけないといけないから密を避けるためよ」と言われ、私でなくてはいけない理由は聞けずモヤモヤ……。代々の味を引き継がなければと必死の義母は、私の言葉には聞く耳を持ってくれません。

 

結局、予定を調整し30日に帰省することにしたのですが、私は「子どもも大きくなったから、毎年30日から帰省するのは難しいよ」と夫に相談しました。すると、義実家に着くやいなや、ついに夫が義母に向かってひと言!

 

「お母さんも歳を重ねてきて、毎年おせちつくるのは大変だろ? そろそろ、年末年始くらいゆっくり過ごしたらどう? 最近は豪華なおせちも売られているから、それを買って家族がそろってお祝いできれば十分だよ」と言ってくれたのです。

 

長年私の言葉には一切耳を傾けなかった義母も、息子の言葉は響いたようで、「そうね……来年からはどこかのおせちを頼んでゆっくり過ごすのも悪くないかも」と納得。やっとおせちづくりから解放されそうで、ホッとしたのでした。

 

伝統を守ろうとする義母世代と、そこに時間をかけられない私たち世代にはたくさんの意識の差があるのだろうなと痛感。今までに教わったことには感謝しつつ、今後、私たちから子どもたちに何かを伝えるときは、無理のない範囲で適度に引き継いでいこうと思った出来事でした。

 

 

著者:吉田かなえ/40代女性・パート。サッカー少年の12歳と野球少年の8歳の兄弟を育てる母。週末は子どもの練習で忙しい日々を送りつつ、ヨガやパートを通じて自身の人生も楽しんでいる。

イラスト:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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