私が生理になると家からいなくなる彼
私は彼氏と同棲中です。喧嘩もなく仲良く過ごしていますが、ひとつ気になることが。それは、私の生理が始まると彼が急にソワソワし始めるのです。
そして、なぜか毎回何も告げずに外出。そのまま深夜まで帰ってきません。また、私の生理中は必要最低限しか会話をしてくれません。私が話しかけても、彼はすぐに会話を終わらせようとするのです。
「生理中は、とことんやさしくしてもらいたい!」 と思っているわけではないのですが、避けられているような気もして、私の中では「なんで?」と疑問に思っていました。
聞いてみると…意外な事実が判明!
そんなある生理中のこと、外出しようとしていた彼を捕まえることに成功しました。
そして「どうして生理のたびに冷たくなるの? なぜ、何も言わずに家を出ていくの?」と聞いてみると、彼は大慌てで「冷たくした覚えはない! 誤解だよ!」と言いました。
詳しく話を聞くと、彼の実家では昔から「家族の女性が生理になったら、余計なひと言を言って怒らせないようにできるだけ外に行く」というルールがあったそうで……。
つまり、生理のたびに彼が外出していたのは「生理中の私に対する彼なりの気づかい」だったのです。
今ではよき理解者に
お互い考え方に違いがあると思った私は、生理中の相手への接し方について彼と話し合いをすることに。
「あなたの実家では、生理中の相手を気づかって『女性が生理中のときはできるだけ外に出る』というルールがあったのだと思うけど、私は生理中であってもあなたと普通に話したいし、無理して外出するよりも一緒にいてもらいたい」と伝えました。
私の気持ちを聞いて納得してくれた彼は、今では生理中のよき理解者です。「生理痛は大丈夫?」と心配してくれたり、「今日の家事は任せて!」とやさしさを見せてくれたりしています。
「生理になると彼が冷たい」と勘違いして不満を募らせてしまいましたが、しっかりと話し合いをしてお互いの考え方を理解するきっかけになったのでよかったです。
生理に対する認識は人それぞれ違うので、意見を共有して理解しようという気持ちを持つことが大切だと実感しました。
著者:ごとうゆき/女性
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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