共通の友人からさらりと明かされた彼の「真実」
「小説家として活動している」と言っていた彼。彼はいつもパソコンを持ち歩いていて、時間があれば何かを執筆していたよう。私の家から帰る際も、「これから編集担当との打ち合わせがあるから」と言うこともあり、私は彼の言葉を疑うことはありませんでした。
しかし、ある日、共通の友人から「彼、ずっと無職だよ」とさらりと言われ、耳を疑いました。信じられず本人に確認すると、最初はごまかしていましたが、最終的に「本当は小説を書いてみたかっただけ」と、「小説家」というのは嘘だったと告げられました。
このときの私は、ショックというより半年間も平然と嘘をつかれていたことに呆れてしまいました。
真実を知ったあと、彼とは別れました。嘘をつく人とは今後、一緒にいるのは難しいと思ったからです。彼との恋愛は、人を信じることの難しさを痛感するのと同時に、自分の見る目を養う大切さを学ぶきっかけにもなりました。
彼は本当に小説家になりたかったのでしょう。夢を語るのは自由だと思います。ただ、本当になりたかったのであれば、嘘などつかず真摯に頑張る姿を見せてくれたらよかったのに……と思ってしまいます。
著者:橋田光/20代女性・会社員。両親との同居を検討中。趣味は家族とキャンプをすること。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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