出産祝いを渡した直後に義姉がおねだり!?
私の両親と行ったのですが、初めての孫に両親もメロメロ! 私も小さい甥っ子に言葉にできない感動を覚えました。出産祝いなどもお渡ししたのですが、その際義姉が「高いものは全部じいじとばあばに買ってもらおうね!」と言い放ったのです。まさかの発言に私は唖然としてしまいました。両親を目の前に、かつ、たった今出産祝いをもらった中でよく言えたものだな! と衝撃を受けたのを覚えています。義姉の両親に対して言っているのかと思ったのですが、私の両親の方を向きながら言っていたので確実です。私の両親も苦笑いするしかなく……。あのときから義姉がずっと苦手です。
その後、私も子どもを産みましたが、義両親にそんなことは当然言っていません。いかに非常識で恥ずかしいか、あのころよりよくわかります。あれから3年経ちましたが兄夫婦はうちの両親からお祝いやプレゼントをねだりまくっています。さすがに両親も呆れた様子で「最初にはっきりと刺しておくべきだった……」と愚痴を漏らしています。
ギョッとした出来事でしたが、身内なので離れることはできず……。今では程よい距離感で接するようにしています。
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義姉さんのひと言は、聞いた側が固まってしまうほど負担のあるものでしたね。家族だからこそ距離を置きにくい場面も多いですが、だからこそ“線引き”はとても大切。
「それはできないよ」「うちでは無理かな」とやんわりでも自分の気持ちを伝えることは、決して悪いことではありません。むしろ自分と家族を守るために必要なこと。
無理なお願いには流されず、できる範囲・できない範囲をはっきり伝える勇気が、これからの関係を穏やかに保つ助けになってくれることを願います。
著者:山田美咲/30女性・会社員/ 1歳半と2人目を妊娠中の母です。会社勤務。フルタイムワーママです。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)