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「もっと早く帰して」毎日わが家に来て居座る子のママ→困ってるのは私なのに…事実と意思を伝えると?

子どもが小学4年生のころの話です。同じマンションに、娘と同じ小学校に通う小学5年生の女の子がいたのですが……。

 

ほぼ毎日わが家に遊びに来る子

その子は両親が多忙で家にいないことが多いためか、いつも寂しそうにひとりでマンション敷地内で遊んでいました。あるとき娘がその子に話しかけられ、断りきれずに一度うちに遊びに来たことがあったのですが、それ以来、その子が何度も訪ねてくるようになったのです。

 

娘はあまり気が進まないときも、予定がない日は一緒に遊んでいました。しかし、その子がわが家を訪ねてくる頻度は増えていき、習い事や家庭の用事がある日も、ほとんど毎日訪ねてくるようになってきました。

 

回数を重ねるごとにわが家にいる時間も長くなり、「習い事があるからそろそろ帰ってね」と促しても、「大丈夫」と言って、私たちが家を出る時間まで一緒にいたり、夕食の時間になっても帰らなかったり。帰宅を頼むと「まだ親が帰ってない」と言って帰らない日もありました。

 

そんな状態に困っていたある日、その子のママにバッタリ会ったのですが……。

 

 

お礼を言われるのかと思いきや、なんとその子のママは「いつもお宅のお子さんに捕まるから、うちの子の宿題が進まないの。もう少し早く帰してくれない?」と文句を言ってきたのです。

 

私は思わずあぜん。これまでのことを伝え、これからは習い事や用事があるときは帰ってもらうという旨をはっきり言いました。すると、その子のママは、自分の娘がそんな行動をしていたとは知らなかったようで驚いていましたが、しっかりとこちらの意思を伝えたことで理解してくれて、謝ってくれました。

 

次にその子が遊びに来たとき、改めて遊ぶうえでのルールを決めた私たち。「習い事がある日は遊ばない」「わが家に別の用事がある日は遊ばない」「17時になったら帰る」「外で遊んでいても17時にはバイバイ」など、細かく指定しました。

 

その子は不服そうでしたが、ルールを作って、きちんとルールを守ったうえで遊ばせることも、親としての重要な役目かなと思います。ルールを守って遊ぶことで、娘も気持ちが楽になったようで、今は以前よりもその子と仲良くなりました。適度に距離を取ったことで私も、その子のママと顔を合わせたら会話をするようになり、結果的に仲が深まってよかったなと思っています。

 

 

著者:山田花子/20代・女性・ネイリスト。2児の母。

イラスト:きりぷち

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

 

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