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「弁償はいくら…?」床屋で本棚にマンガを戻したらテレビが落ちて大破⇒店主「あの…」続く言葉に絶句

7歳と5歳の息子2人を連れ、床屋へ散髪に行ったときのこと。理容師さんが1人だけのお店なので、先に長男が散髪をして次男は店内の本を眺めながら、おとなしく順番を待っていました。そして……。

息子が漫画を本棚に戻した“瞬間”…!

ところが、次男が読んでいた漫画本を棚に戻した途端、上に置いてあったテレビが床に落ちてしまったのです。何が起こったのか理解できず慌ててテレビを持ち上げてみると、画面がひび割れ、外枠の部分はパックリ割れており……私は青ざめました。

 

本棚はカラーボックスで、その上にテレビが置かれていました。息子が本を戻す際に棚へ手をかけたところ、棚が後ろへ押されてバランスが崩れ……その反動で、上に置かれていたテレビが落下してしまったのでした。

 

 

店主さんによると、棚の天板が少し傾いていたため、もともとぐらつきやすい状態だったそうです。棚を直すか、買い替えるかを迷っていたとのこと。

 

私が「弁償します」と伝えると、店主さんはやさしい方で、「自分の置き方が悪かったから、いいよ、いいよ。気にしないで」と逆に謝ってくれました。物を壊してしまったのにやさしくされ、ますます申し訳なく感じ、その日のうちに同等のテレビを購入して謝罪に伺いました。

 

あのときの店主さんの対応を思い出すと、もし自分が同じ立場だったらきっと嫌な顔をしていたかもしれないと思い、恥ずかしくなります。そして、「私もあんなやさしい大人になりたい」と心から思った出来事でした。

 

それ以来、その理髪店には行きづらくなり、結局足を運べないまま子どもたちは大きくなりました。けれど、今ではあのハプニングも心温まる思い出です。あのときの店主さんは元気かなと時々思い出しています。

 

◇ ◇ ◇

 

子どもの思わぬハプニングは、親としてドキドキしてしまうものですよね。まして相手の物を壊してしまったとなれば、動揺や罪悪感で胸がいっぱいになるのも無理はありません。子育て中は予想外の出来事の連続ですが、周囲のあたたかさに救われる瞬間も。受け取ったやさしさは、いつまでも心に残るものですね。

 

著者:小川さおり/40代 女性・主婦。3児の母。毎日が慌ただしく、一日があっという間。

イラスト:ホッター

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

 

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