車に細かい傷……犯人は!?
そこで念のため、家についている監視カメラを確認すると、映っていたのはなんと私自身でした。買い物袋を両手に持ったまま車の横を通り抜けた際、袋の角が車のボディに擦れていたのです。 映像を確認した私は家族に「犯人がわかった! 犯人は私でした……」と報告しました。すると夫に呆れたように笑われてしまいました。
家族に笑われてただただ恥ずかしかったです。 周りのことを疑う前に事実を確認する大切さを痛感した出来事でした。それ以降は何事も慎重に行動するよう心がけており、根拠もなく周りの人間を疑いの目で見る癖を直そうと頑張っています。
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監視カメラは大切な人やものを守るための備えだけでなく、事実を冷静に確かめるための心強い味方にもなります。映像を確認する前から誰かを決めつけてしまうと、後で自分がつらくなってしまうことも。まずは深呼吸して、状況や証拠を一つずつ確認することが大切ですね。
うっかりは誰にでも起こり得ること。今回のような経験をきっかけに、行動を少し慎重にしたり、周囲を見る目をやわらかくしていけたら、自分の心もご近所との関係も、少しラクになるかもしれません。
著者:原田真澄/30代女性・主婦/2歳の男の子を育てる母。事務の仕事をしている。趣味は旅行。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)