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「再発しても対応できない」保険の2年縛り。抜歯か温存か、医師に迫られた再決断 #銀歯の下の悲劇 3

「銀歯の下の悲劇」第3話。アラフィフ主婦のへそさんが体験した、歯のトラブルについて描いたマンガ。

昔治療した銀歯の下に激痛が走り、薬で様子を見るも改善せず……。意を決して銀歯を外すと、なんと中は膿がたまり穴が開く惨状でした。「抜歯してブリッジ」か「歯を残す」かの二択を迫られ、へそさんは「歯を残す」道を選びましたが……。

この記事の監修者
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医師古川雄亮先生

国立大学歯学部卒業後、歯学府博士課程において歯のエナメル質形成に関わる遺伝子研究をおこないつつ、バングラデシュなどのアジア諸国で口腔衛生に関連した国際歯科研究に従事。その他、スウェーデンのイエテボリー大学での研修を修了。大学病院の医員を経験した後、南米のボリビアにおいてボランティア団体の力を借り外来・訪問歯科診療に参加。 2019年にNature系の雑誌に研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」が公開。現在は歯科臨床に従事する傍ら、多くの企業からの依頼で、セミナーや学会取材、医療関連記事の監修・執筆、歯科医師国家試験模擬試験の校閲など、さまざまな分野で活動している。
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医師から提示されたのは、抜歯をして両隣の歯を削る「ブリッジ」か、手間をかけて「歯を残す」か。 見た目や健康な歯への影響を考え、私は「歯を残す」ことを即決しました。 しかし、医師から説明されたその治療法は、成功が約束されたものではなく、想像以上に根気のいるものだったのです。

 

「歯を残す」いばらの道!治療の厳しい現実

銀歯の下の悲劇/へそ

 

銀歯の下の悲劇/へそ

 

※マンガ内では「仮歯」とありますが、ここでは保険適用の白い被せ物を指しています。

 

銀歯の下の悲劇/へそ

 

 

銀歯の下の悲劇/へそ

 

銀歯の下の悲劇/へそ

 

銀歯の下の悲劇/へそ

 

こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。

 

「では、歯を残す方向で治療を進めましょう」 先生によると、治療は神経を抜いた部分をきれいに掃除して、薬で炎症を抑えていくとのこと。

 

ただ、一度で終わる簡単な治療ではありません。何度か通って中をきれいにし、経過を見る必要があるそうです。 「それでも良くならなければ、最終的には抜歯になる可能性もあります」

 

つまり、頑張って通院しても、必ず歯が残せる保証はないということ。 「ええっ、そんな……」 先の見えないトンネルに入ったような気分ですが、自分の歯を守るためには、この道を進むしかありません。私は覚悟を決め、治療台で口を大きく開けるのでした。

 

 

「2年間は作り直せない」保険診療の意外な罠

「歯を残す」と決めたものの、そこには保険診療ならではの「ルール」が立ちはだかりました。

 

マンガ内では「仮歯」と表現していますが、これは正確には保険適用の「白い被せ物(クラウン※)」のこと。先生の説明によると、根の治療を終えて最終的な被せ物(クラウン※)を装着した場合、「そこから2年間は原則として作り直しができない」という決まりがあるそうなのです。 今は良くても、もしすぐにまた悪くなってしまったら……? そのときに「やっぱりブリッジにしたい」と思っても、すぐには対応できないリスクがあります。※クラウン:銀歯やCAD/CAM冠など、土台に被せる最終的な人工歯のこと。

 

先生からは「悪化する可能性も否定できないし、最初からブリッジ(抜歯)にしてはどうか」と再度提案されました。 しかし、抜歯の痛みや費用、健康な歯を削ることを考えると、どうしても踏ん切りがつきません。 「リスクはあっても、自分の歯でいけるところまでいきたい」 悩み抜いた末、やはり抜歯は避けて、歯を残す治療をお願いすることにしました。

 

……と、頭の中は深刻な悩みでいっぱいなのですが、実はもう一つ気になっていることが。 歯医者の椅子って、頭が沈み込んでめちゃくちゃペッタンコになりませんか? 気合を入れてヘアセットした日に限って、治療後は後頭部が絶壁になって消失してしまう……。鏡を見るたび、「歯も髪も無事でありたい」と願うアラフィフなのでした。

 

--------------

根の治療は建物の「基礎工事」。地味で回数もかかりますが、ここを途中でやめると抜歯一直線です。また、保険には「2年ルール」のような制約も。治療の厳しさと制度の仕組みを理解し、根気強く通院することが歯を守る鍵です。

 

【古川先生からのアドバイス】

保険適用になる被せ物はクラウンと呼ばれ、パラジウムなどの金属冠やセラミックとプラスチックが混合したCAD/CAM冠(キャドキャムかん)があります。一般的な仮歯はTEC(テック)というプラスチックで作られた歯で、そちらは2年間の保険適用にはなりません。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    マンガ家・イラストレーターへそ

    バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。

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