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「お好み焼きできたわよ~」義母のお手製ランチに「いただきます!」→次の瞬間、「え…!?」目の前の光景に戸惑ったワケ

結婚してから1年程経ったときのことです。義母は料理じょうずで、遊びに行くといつも手料理をふるまってくれます。その日のお昼ごはんはお好み焼きだったのですが、私は戸惑ってしまったのです……。

 

なぜか出てきたフォークとナイフ

私がお皿とお箸を並べていると、「あ、お好み焼きのときはこれも必要なのよ」と義母。そして食器棚から取り出したのは……フォークとナイフだったのです。

 

実家でも友人宅でも、お好み焼きは当然お箸で食べるものだと思っていた私。考え込む私の横で「できたから食べましょう」と義母が言い、全員が食卓につきました。

 

義実家の定番だった

「いただきます!」の言葉のあと、義父母と夫はまるでパンケーキを食べるかのように、フォークとナイフでお好み焼きを食べ始めました。その光景に私は目が点になりました。なぜなら、義父母ともに食事の作法に厳しい人だったからです。

 

義父母は、お箸の使い方や魚の食べ方の作法、お椀の持ち方まで細かく指導する人たち。少しでもマナーを間違えると厳しく注意されて育ってきたと、夫から聞いていました。そのため、私も義父母とごはんを食べるときはとても緊張しながら気をつけて食べていました。そんな義父母が、まさかお好み焼きをフォークとナイフで食べるなんて思いもしなかったのです。私だけがお箸を持ったまま固まっている時間が、ものすごく長く感じられました。

 

私の驚きがそのまま顔に出ていたのでしょう。私の顔を見て義母が笑いながら「子どもたちがまだ小さいころ、お好み焼きをフォークとナイフで切り分けてあげていたの。そうすると、お好み焼きのときはフォークとナイフを使う方が慣れちゃって。それからわが家ではずっとフォークとナイフになったのよ」と教えてくれました。

 

 

そして「せっかくだからわが家のやり方で食べてもらおうと思って」と義母が言ったので、「そうだったんですね。頑張ります!」と、私は悪戦苦闘しながらフォークとナイフでお好み焼きを食べたのでした。

 

 

お好み焼きをフォークとナイフで食べるのは驚きでしたが、義実家独自のルールを共有できたことは、自分も家族の一員になれたようでとてもうれしかったのを覚えています。今やわが家でも、お好み焼きの際はフォークとナイフが定番。フォークとナイフ使いがうまくなった私が、子どもたちにお好み焼きを切り分けてあげています。

 

著者:三尾ちさき/30代女性/2018年と2021年生まれの女の子のママ。正社員で設計士として働いていたが、ワンオペ育児との両立に限界を感じ退職。現在は事務職のパートをしながら在宅ワークをおこなっている。一日の終わりに晩酌をするのが楽しみ。

イラスト:きりぷち

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

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