「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は妊娠中のおやつに関するご質問です。
Q. 野菜中心の食事はしていますが、どうしてもおやつを食べたくなります
妊娠23週になる初産婦です。
私は妊娠する前から甘いものが大好きで、菓子パンやお菓子をたくさん食べてきました。妊娠してからは控えるようにはしていますが、つわりが落ち着き安定期に入ってから食欲旺盛です。野菜中心の食事はしていますが、どうしてもおやつを食べたくなります。
先日、切迫流産で10日ほど入院しました。入院中に助産師さんから「おなかが張りやすい人だから甘いものは食べちゃダメ」と言われました。私は少し歩いただけでもおなかが張ってしまい、冷え性でもあるので甘いものは食べちゃダメと言われました。でも、いろいろダメダメと言われて、退院してからそれがストレスになっています。
何を食べていけば良いのかわかりません。乳製品は、毎朝ヨーグルトを食べているのですが、おやつにも食べても摂り過ぎにはならないでしょうか?
久野多恵管理栄養士からの回答
もともと甘いものがお好きだったので、ダメダメと言われるとストレスになってしまいますよね。質問者さんのお気持ちもとてもわかりますよ。
助産師さんは、お母さまやお子さまのためを思って助言されているので、気を付けながらおやつを摂るようにしていきましょうね。脂肪分や糖分が多い菓子パンや市販の菓子類は、妊娠糖尿病や体重増加のリスクがあるのでおすすめはできません。ただ、食べられるおすすめのおやつもたくさんありますよ。
妊娠中の間食は、ビタミンや鉄分、カルシウムなどが補えるものが理想的です。なかでも、果物、いも類、乳製品などがおすすめです。良質のたんぱく質である、豆腐を使用したおやつもよいですね。また、きなこヨーグルトや小豆牛乳寒天などはいかがでしょうか? 主食の補いとして、ご飯を使った一口おはぎやおやきなどもよいです。
厚生労働省の『妊産婦のための食事バランスガイド』によると、乳製品の1日あたりの摂取目安量は、2つ分(牛乳1杯200ml)程度になります。ヨーグルトに置き換えると、100g程度を2回摂る分には摂りすぎになりませんので大丈夫ですよ。 果物やきな粉などもプラスして、ビタミン・ミネラルを補えるとよいですね。おやつタイムはリラックスして、心にも栄養を届けられるとよいですね
※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより
妊娠中でも食べられるおやつレシピをご紹介!
高野豆腐のフレンチトースト
材料
・高野豆腐 ……1個
・卵 ……2個
・豆乳 ……100cc
・ラカント(自然甘味料)……15g
作り方
① 豆乳にラカントを入れて弱火にかける
② ①が沸騰する前に高野豆腐を入れてしっかり戻す
③ ②に卵をとき入れ、よく混ぜる
④ 30分以上つけておく
⑤ テフロンフライパンであればそのまま焼く
⑥ 焼き目がついたら完成
⑦ 甘味が足りなかったらラカントを足す
糖質オフ!大人の抹茶豆腐ティラミス
材料(3人前)
・豆腐 ……150g
・クリームチーズ ……200g
・ブランパン(糖質オフのパン)……2個
・抹茶 ……大さじ3~4
・代用甘味料 ……10g
作り方
① 豆腐は水切りしておく。クリームチーズは常温に戻しておく
② 耐熱ボールに抹茶大さじ2~3、熱湯を少量づつ加え、抹茶を溶かしていく
③ ブランパンをスライスし、②をしみこませる
④ ボールに①、代用甘味料を加え、よく混ぜる
⑤ ③と④を交互に重ねる。冷蔵庫で1時間以上冷やす
⑥ 食べる前に、残りの抹茶を茶こしでふりかける
※参考:ニュース(食・レシピ)「グルテンフリー♡高野豆腐を使ったフレンチトースト【管理栄養士監修】」「太りすぎ…でも食べたい!糖質オフ♡抹茶ティラミス【管理栄養士監修】」
ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!