離婚成立と慰謝料300万円の支払いが書かれた判決書を受け取った悠馬さん。家庭裁判所に電話をかけ、離婚を認めないと抗議をしましたが、今後のやり取りは担当弁護士に直接お問い合わせくださいと言われ、切られてしまいました。
悠馬さんは、香さんの担当弁護士に話があると言い、法律事務所に乗り込みました。「書類だけ送り付けて終わりってまともなやり方か?」と言いますが、弁護士は冷静に対応します。「調停も裁判も話し合いの場です」「力の強さや声の大きさで物事が決まる場所ではありません」と、弁護士に言われた悠馬さん。怒りを見せますが、控訴は2週間以内という期限があるという言葉を聞いて、法律事務所を出ていくのでした。
自分に味方がいないとヤケになった夫は…





法律事務所に連絡をして、控訴の相談をした悠馬さん。しかし、香さん側の証拠が圧倒的にそろっているということもあり、相談に乗った弁護士は「正直、控訴をしても意味がない」と告げました。
控訴の期限が明日までということもあり、もっと早く相談していれば方法もあったかもしれないと言われ、悠馬さんは自分に味方はいないのかよ……と自暴自棄になります。道端で人とぶつかり、喧嘩になってしまった悠馬さん。倒れたあと、心の中で香さんの名前を呼ぶのでした。
怒りや不満をぶつける場所を間違え、必要な行動を後回しにしたことで悠馬さんは選択肢を次々と失っていきました。調停や裁判は、自分の感情や声の大きさで結果が出るものではなく、事実と手続きを積み重ねる場になります。
もし、今回の悠馬さんのように判決に不服な場合、判決書を受け取った翌日から14日以内に控訴状を作成し、家庭裁判所に提出する必要が出てきます。感情が先行するほど、冷静な判断は難しくなりますが、だからこそ早い段階で専門家に相談することが大切です。
現実逃避をしても結果は変わらないもの。納得いかない状況になる前に、立ち止まって早く相談する勇気を持って、問題を大事にしないよう心がけていきたいですね。
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はたけ

気軽に呼ぶんじゃないこの小者め