こんにちは。保育士の中田馨です。外出時に赤ちゃんが泣くと周りの目が気になり「とにかく早く泣き止ませなければ!!」と冷や汗をかき、必死になった経験はありませんか?
特に電車やバスなどになるとその気持ちはさらに高まります。レストランで、あまりに泣くからほとんど何も食べずに出てきてしまった、なんて経験をしたこともあるかもしれません。
今回は、赤ちゃんが外出時に泣くのではないかと不安なときにママができることを話します。
赤ちゃんが外で泣く理由
家ではここまで激しく泣き続けることはめったにないのに、どうして外だとこんなにも泣くのか、その理由を見てみましょう。
・慣れない場所で不安
安心できる家以外の場所に行くことで、不安に感じる赤ちゃんもいます。見慣れない場所や知らない人の刺激を強く感じるのでしょうね。
・知らない音が聞こえてくる
外に出ると、さまざまな音が聞こえます。赤ちゃんが知らない音もたくさんあります。赤ちゃんが知らない人の声、車の音、電車の音など、なんだかわからない音が聞こえると不安に感じます。
・ママのドキドキが伝わっている
「電車で泣かないだろうか?」「人に迷惑をかけないかしら」など、ママの気持ちが伝わっていることもあります。ママがドキドキしているとその気持ちが赤ちゃんにも伝わります。
赤ちゃんが外で泣いたらどうする?
・抱っこやおんぶをする
赤ちゃんが泣いたときの定番ですね。抱っこやおんぶはママの体温などを感じることができるので安心することができます。
・おもちゃや絵本で遊ぶ
赤ちゃんのお気に入りのおもちゃや絵本を用意するのもいいですし、初めて見せるおもちゃや絵本を用意しても構いません。赤ちゃんが泣き出す前に、あらかじめ遊ばせていてもいいですね。
・おっぱいやミルク、おやつを与える
おっぱいやミルク、おやつを食べて落ち着く方法もあります。ただ、おっぱい・ミルク・おやつの時間ではないのにこればかりに頼るのは良くありません。こちらは最終手段として考え、まずは、上記2つをチャレンジしてみましょう。
外出時に泣かないために普段からできること
・外出に徐々に慣れさせる
まずは、短い外出に慣れることからスタートです。知らない空間や音などを「知っている」ものにしていきましょう。これを何度もしているうちに、長い散歩もできるようになります。
・赤ちゃんが落ち着く体勢を見つける
赤ちゃんが好きな抱っこの体勢があります。泣いたときには赤ちゃんが一番落ち着く方法で抱っこしてあげましょう。ママの顔が見えなくて不安になっていることもあります。「ママはここにいるよ」と声をかけながら抱っこして安心させてあげましょう。
赤ちゃんとの外出は楽しい反面、ママが一人で外出するより準備もあり、「階段はどう上がろう」「おむつを替える場所はあるかな」など、考えることもたくさんあります。そんな中で、赤ちゃんが外でなかなか泣き止まないと、ママは本当につらくなってしまいます。
泣く原因や泣き止むきっかけは赤ちゃんによって様々です。ママと赤ちゃんに合う対処方法が見つかるといいですね。