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出産する場所はどこがいい? ママの悩みに助産師がアドバイス!

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、出産場所に関するご相談です。

産婦人科外来のイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。今回は、出産場所に関するご相談です。

 

Q.出産する場所はどうやって探せばいいですか?

今、妊娠8週目です。不妊治療の婦人科で自然妊娠がわかりました。2週間後の健診までに出産する場所を決めて来てくださいと言われました。出産場所はどうやって探せばいいですか? 里帰り出産にするのかも決まっていません。

 

高塚あきこ助産師からの回答

まずは、里帰りにされるのか、されないのかを決められるところから始められるといいかと思いますよ。どの地域でご出産されるかによって、分娩施設の範囲が異なります。

 

里帰りをされるかされないかを決められた後は、お産をなさる地域の行政でご相談いただくと、分娩を取り扱っている施設を紹介してもらえると思います。もし、分娩地域が遠い場合でも、お電話でお問い合わせできるかと思いますので、ご相談なさってみてくださいね。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

 

出産場所にはどんなところがある?

■大学病院・総合病院
高度な医療技術と設備を備えているので安心です。診療科が細かく分かれているので急な事態にも適切な対応をしており、特にリスクのある出産には適しています。高齢出産の場合にも大学病院・総合病院を選ぶ人が多いようです。

一方、診察の待ち時間が長い(2〜3時間待つこともある)、健診や出産時の担当医師が変わる、医師と患者の触れ合いが薄いなどの面があります。母親学級やマタニティスイミングなど妊娠出産に関する総合的なプログラムを用意している病院もあるため、よく調べて産科に力を入れている病院を選びましょう。

 

■出産の専門医院(産院)
出産を中心にした設備が整っており、小児科を併設しているところが多く産科の医師は複数いるので緊急事態にも即座に対応してもらえます。小児科併設の病院では出産後の赤ちゃんも継続して診察してもらえるので、母子のケアに十分対応できます。しかし、健診と出産の担当が同じ医師であるとは限りません。

 

■個人産院
医師が1人の場合が多く、健診から産褥期まで同じ医師に診てもらえます。医師とのコミュニケーションを図れるというメリットがあり、出産時の家族の立会いなどの希望にもフレキシブルに対応できるところが多いようです。リスクを伴う出産の場合、大学病院などと連携していると安心です。

土日、夜間をオープンにするなど、サービス面の充実化を図っているところもあります。ただし、どうしても医師や看護師などのスタッフ数が少ないため、夜間などは迅速に対応できない場合もあります。また、診察のみで出産は行っていない場合もあるので、事前に確認しましょう。自宅に近く、雰囲気のいい産院を選びましょう。

 

■助産院
助産師さんが開業している施設で、家庭的な雰囲気の中で自然な出産ができます。栄養や運動など生活面でのアドバイスやサポートが充実しており、細かい質問などにも親身になって対応してくれるところが多いようです。

健康な妊婦で、正常な妊娠経過をたどっていることが前提です。助産師さんは医師ではないので医療行為はできません。緊急の時、病院との連携システムが整っているかを事前に確認しておくことが大切です。

 

里帰り出産のメリット・デメリット

■里帰り出産のメリット
妊婦が安心して出産を迎えられることが大きなメリットです。特に初めての出産には不安が多いですから、両親が側にいると精神的な支えになります。産後も十分休養をとることができますし、経験者である母親から育児のアドバイスを受けられるという利点もあります。

 

■里帰り出産のデメリット
病院が変わるため、妊娠から出産までを同じ医師にみてもらうことができません。実家が離れている場合には里帰りのための移動も体の負担になります。

また、約2カ月間は夫と離れて暮らすことになるため一緒に出産の喜びを分かち合えない、夫に父親の実感がなかなかわいてこないという点もデメリットといえるでしょう。出産後、実家から自宅に戻ったときに突然育児と家事をすべてひとでこなさなければならなくなり、ストレスがたまりやすくなることもあるようです。

 


※参考:基礎知識(妊娠中)「自分に合った産院選び」「里帰り出産について」【監修:三鷹レディースクリニック院長・医師 天神尚子先生】

 

 

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