エレベーターがくさい!“においの正体”は…
ショッピングモールに着き、息子のお目当てであるゲームセンターが3階にあるのでエレベーターへ乗り込みました。すると、プーンと何やらくさいにおいが……。そのタイミングで息子が「ぼくの赤ちゃん、くさーい」と言うので、まさかと思い息子の服をめくっておなかを見てみると、なんとカメムシさんがこんにちは。
息子は「くさい赤ちゃん入ってるの。くさいねえ」と無邪気に言い、虫が苦手な私は鳥肌。乗り合わせた方たちもギョッとした顔で、まるでモーセのようにスッと周囲にスペースができました。気まずい、くさい、怖い……。エレベーターにアクセルがあったら全力で踏み込みたい、そんな感情が湧いたのは初めてでした(笑)。
子どもがカメムシを捕まえていたなんて予想外すぎました。それに気づくのが、よりによってエレベーターの中だなんて……。今度からは息子の言葉をもっとしっかり聞こう、と心に決めました。ちなみにカメムシさんは、3階に着いた瞬間、ちょうど通りかかった清掃スタッフの方に引き取ってもらえました。
◇ ◇ ◇
子どもの言葉は、ときに大人の想像を超えるほどストレートなことも。笑って受け流してしまいがちですが、そこには意外な“理由”や“事実”が隠れていることもあるので、何気ないひと言にもできるだけ耳を傾けたいですね。
著者:有田めぐみ/30代 女性・パート。2歳の男の子を育てるママ。趣味は推し活。
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)