入院中の私に、友だちがかけた言葉は…
初めての妊娠でただでさえ不安なのに、絶対安静と言われ、即入院となったのです。初めての入院、いつ退院できるのかも不明、24時間点滴をしてお風呂にも入れない状況で、私のメンタルは崩壊していました。
そんな中、友だちから「大丈夫?」と連絡が。私は「つらい」と、そのときの気持ちを正直に伝えました。すると予想もしていなかった返事が。「そうなんだ。でも妊娠は病気じゃないからね。同じ入院でも病気の人のほうがつらいから」と言われ、私の中で何かがプツンと切れてしまいました。
このことがあってから、この友だちとは連絡を取るのをやめ、縁を切ることに。別の友だちにこのことを話すと「その人はそんなことしか言えないんだね。友だちにそんな言葉しかかけられないなんて、人付き合いがヘタなかわいそうな人だね」と言ってくれて、私も納得して心がスッキリしました。
確かに病院には、私よりつらい思いをしている人がいっぱいいたかもしれません。しかし、つらいと言っている人に対して「でもあなたよりつらい人がいる」と言うのは、正直ひどいと感じてしまいました。もしかしたら軽い冗談のようなノリだったのかもしれませんが、私はこの友だちを反面教師にして、いくら相手が仲のいい友だちでも、かける言葉には気を使い、傷つけることのないようにしようと誓った出来事でした。
著者:佐野山 みほ/30代女性・保育士
0歳、4歳、6歳の3兄妹を育てる母。保育士歴は10年以上。趣味は韓国ドラマ鑑賞と推し活。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)