初妊娠で産婦人科へ!しかし「あれ?赤ちゃんいない…」え?慌ただしくなる院内。救急搬送された理由は

私は、2人の子どもを育てている母。これは、私が初めて妊娠したときの話です。生理が来る前に少し茶色のおりものが出ていました。
生理も遅れていたので、妊娠検査薬で念のため確認すると、陽性反応が。初めてのことだったので、とてもうれしく感じました。
そしてその後、産婦人科を受診しました。いざ内診による確認をしましたが、赤ちゃんが子宮に見られず、医師も赤ちゃんを探している様子でした。スタッフが慌ただしくなる様子があり、緊張感が漂います。
そうして医師から、子宮外妊娠の可能性があることを告げられました。そのときの私は意味がわからず、命に関わる危険性があることも実感が持てず、ただただ混乱し……。
それから大きな病院へ搬送されることになり、初めて救急車に乗ることになりました。このような経験から、体に異変を感じたら早めに病院へ行くことが大切だと実感しています。
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妊娠を初めて経験する中で、思いがけない状況に直面されたとのこと、本当に驚きと不安が大きかったことと思います。妊娠初期に見られる茶色のおりものや生理の遅れは、妊娠の兆候であることが多いですが、必ずしも安心できる状況ばかりではないのが事実です。
子宮外妊娠とは、異所性妊娠とも言われ、受精卵が本来着床すべき子宮内膜以外の場所、たとえば卵管や腹腔などに着床してしまう状態を指します。この状態が進行すると、着床部位が破裂して大量の出血を引き起こすことがあり、母体の命に関わる危険性もあるため、早期診断と対応が非常に重要です。特に、生理の遅れや下腹部の痛み、不正出血などの症状がある場合は、すぐに産婦人科を受診してください。
ただ、子宮外妊娠の診断は難しい場合が多く、妊娠初期に胎嚢(たいのう)が確認できず「子宮外妊娠の可能性がある」と言われたとしても、即座に確定するわけではなく、正常妊娠や初期流産の可能性も考えられます。というのも、通常、妊娠5~6週目で子宮内に胎嚢(たいのう)が確認できることが多いのですが、人によっては胎嚢(たいのう)の形成が遅れる場合もあるからです。
妊娠中は体にいろいろな変化が起こりますが、少しでも「いつもと違うな」と感じたら、迷わず病院で相談してくださいね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:香川 まひる/30代・女性・主婦。2人の子どもを育てている母。
作画:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
続いては、初めての妊娠で心細い中、医師のあまりにも無神経な態度に深く傷ついてしまったママのお話です。検査薬で陽性が出て、期待と不安を抱えて受診した産婦人科。しかし、そこで待っていたのは……。
医師から告げられた言葉によって、突如絶望の淵に立たされたママ。思わず泣きたくなってしまうような状況とは一体?
初めての妊娠で不機嫌そうな医師から「小さすぎるし、あのねぇ…」え?帰宅後、耐えきれず泣いた理由は

私が初めて妊娠したときの話です。一週間ほど生理が来ないなと思っていたら突然の吐き気があり、「これってドラマでよく見るやつみたい」と思いながら初めてドラッグストアで妊娠検査薬を購入し、検査しました。
結果は陽性でした。なんの知識もなかった私はどうすればよいのかわからず、とりあえず夫に報告し、2人ですぐに近くの産婦人科に行くことにしました。診てくれたのは50代くらいの女医さんで、忙しいのか不機嫌そうでした。
そして、その女医さんからの説明に衝撃を受けたのです。「妊娠していますね。でもまだ小さすぎるし……。あのねぇ、子宮外妊娠かもしれないし、あと2週間くらいしてから来てくれる?」と怒ったように言われました。
私は「子宮外妊娠って何!?」と不安になり、帰ってから泣きました。その後、不安な2週間を過ごし……。
違う病院で再度診てもらうことにしました。その病院の先生はにこやかに「妊娠していますね、おめでとう」と言ってくださり、心の底から安心しました。
病院の先生にとっては日常的で当たり前のことかもしれませんが、患者にとっては人生で初めてのことだってあるので、もう少しやさしく接していただきたかったです。病院選びの大切さを痛感した出来事でした。
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初めての妊娠で「子宮外妊娠かもしれない」と突然言われたら、不安になってしまいますよね。どういったものなのか説明はあったかもしれませんが、不機嫌な態度を取られたら、聞きたいことがあっても遠慮してしまったと思います。
子宮外妊娠とは異所性妊娠とも言われ、受精卵が本来着床するはずの子宮内膜ではなく、卵管や腹腔など子宮の外に着床してしまう状態のことをいいます。妊娠100例のうち約1~2例の割合で起こり、最も多いのが卵管妊娠です。
この状態では赤ちゃんが成長できないだけでなく、放置するとおなかの中で大量出血を引き起こし、ママの命に関わることもあります。症状としては、少量の性器出血や下腹部の痛みが現れることが多いですが、破裂するまでは気づかない場合もあります。特に、破裂してしまうと激しい痛みや大量出血を伴い、ショック状態に陥り命に関わることもあるため、早めの診断と治療がとても大切です。
赤ちゃんは子宮以外で育つことはできないため、残念ながら妊娠継続はできません。治療にはいくつかの方法がありますが、患者さんの状態や希望に合わせて選ばれます。卵管を摘出する手術が必要な場合もありますが、将来の妊娠を希望する場合には、卵管を温存する手術や薬を使った治療が選択されることも。場合によっては、自然流産を待ちながら経過を観察することもありますが、これにはいくつかの条件が必要です。どの治療を選ぶにせよ、患者さんの命を最優先に考えながら進められます。
妊娠が分かったときの喜びや不安に寄り添い、ていねいに説明してくれる医師に出会えるかどうかは、とても重要ですよね。産院までの距離やかかる時間などの問題で近くの産院を選ばざるを得ないこともあると思いますが、嫌な思いをしないためにも、来院前に口コミを確認するとよいのかもしれませんね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:山田 なな/40代・女性・主婦。結婚20年目のベテラン主婦。最近野菜の水耕栽培にはまっている。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
初めての妊娠という、希望と不安が入り混じる極めてデリケートな時期。本来であれば一番の味方であってほしい医療の場で、冷たい言葉や衝撃的な現実に直面するのは、あまりにも残酷です。医療従事者にとっては日常的な光景かもしれませんが、ママにとっては一生に一度の、命をかけた大きな出来事ですよね。
妊娠中の心が不安定な時期は、同様に体も不安定な時期でもあります。「つらい」「かなしい」などの感情が先行し、混乱してしまうことも多いかもしれませんが、おなかの中の赤ちゃんと自分を、まずは大切にしたいですね。遠慮せずに、病院の先生にもパートナーや家族にも不安な気持ちは打ち明けていいはずです。その相手から冷たい言葉が返ってきてしまったのであれば、例えば違う病院に行ってみる、夫ではなく親に相談してみるなど、場所や相手を変えて自分の心を守りたいですね。