お菓子を持ち寄ってパーティー
初めてママ友・Aさんのお宅にお邪魔することになったその日。集まったのは、ママが3人、子どもが7人(5歳児が1人、6歳児が3人、8歳児が3人)の計10人です。
私は人数分のゼリー10個と、子どもたちが喜びそうなお菓子やジュースを持参。もう一人のママ友・Tさんも、ドーナツ10個と、さらに子ども向けのお菓子を持ってきてくれました。
おやつの時間までは、ママ3人で会話を楽しみながら子どもたちを見守っていました。そしていよいよ、Aさんが「そろそろおやつにしよっか」と立ち上がったので、私が「何か手伝おうか?」と声をかけると、「たいしたことないから座ってて」とのこと。その言葉に甘えて準備をお任せし、私は子どもたちをテーブルに座らせて待つことにしました。
すると、準備を終えたAさんが戻ってきて、「1人1つずつだよ」と言いながらテーブルに並べたのは、大皿にのった7個のドーナツと、私が持参した小袋のお菓子7袋だけ。
その光景を前に、私は内心で「あれ?」と違和感を覚えました。子どもの分はきっちり人数分あるのに、大人たちの分がどこにも見当たらなかったのです。
余ったお菓子たちの行方は…?
子どもたちが食べ終えたあとも、「きっと、これから大人の分が出てくるはず」と待っていましたが、一向に出てくる気配はありません。結局、おやつを食べたのは子どもたちだけで、ママたちの分がテーブルに運ばれることはありませんでした。
私は喉が渇いてしまい、「自分が持参したジュースを出してくれないかな」「Aさんは大人分を出すのを忘れているのかな?」といろいろ考えながら過ごしましたが、とうとうそのまま解散の時間になってしまいました。
「もし忘れていたのなら、あとできっと連絡がくるはず」と思いながら帰宅。すると、夕飯を食べ終えたころにAさんからメッセージが届きました。しかし、内容は「今日はありがとうございました」というあいさつのみで、持ち寄ったお菓子については一切触れられていません。そのとき確信しました。彼女は出すのを忘れていたのではなく、あえて出さなかったのだ、と。
実はもうひとつ、気にかかっていることがありました。私が先にAさん宅に到着してゼリーなどを渡した際、彼女はすぐにそれらを冷蔵庫にしまってしまったのです。そのため、あとから来たTさんには、私が手ぶらで来たと思われているかもしれません。
私たちが持ち寄ったものを、Aさんがその場ですべて出してくれてさえいれば、こんなにモヤモヤすることもなかったはずです。私もその場では聞きづらくて言い出せませんでしたが、勇気を出して「私たちの分は?」とはっきり聞けていたら……。そう思うと、せっかくのクリスマスパーティーは、なんとも後味の悪いものになってしまいました。
このような気持ちになるのなら、渡すときに『みんなで食べようね』とはっきり伝えればよかった……あるいは、みんなで食べる用とは別に、Aさん宅への手土産を持っていくべきだったと後悔が募ります。もう同じ思いはしたくないので、その後はAさんの家で遊ぶことは避け、公園などで会うようにしています。
著者:松谷 えりな/30代女性。令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれの娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)