恋の始まり
駅前で偶然声をかけられたのがきっかけで知り合った、6歳年下のアメリカ人の彼。
彼とは連絡先を交換し、2人で会う仲になりました。彼の無邪気な笑顔とレディファーストな振る舞い、冗談を交えた軽快な会話術に、私はすっかり惹かれてしまいました。
出会ってから半年後、彼は一度アメリカへ帰国することに。しかし「やっぱり君と一緒にいたい」と言われ、再び日本に戻ってきた彼。その言葉もあって、私たちは自然な流れで同棲生活を始めることになったのです。
恋人ではなく“保護者”になっていた
一緒に暮らし始めた当初、彼は仕事をしていませんでした。「仕事を探すよ」と言っていた彼ですが、やがて仕事を探すそぶりすら見せなくなり、彼は自宅で1日中アメリカ人の友人たちとオンラインゲームに熱中。かといって家のことをしてくれるわけではなく、毎日仕事へ行っていた私が家事を一手におこなうことになっていました。
「そろそろ働いてほしいんだけど」と真剣に話しても、彼は軽く笑って流すばかり。深夜までゲームの音やチャットで話している声がリビングに響き、私は眠れぬ夜が続きました。「うるさい」と言えば「俺のコミュニティなんだよ」と彼は逆ギレ。
もちろん彼にはお金がないので、私が彼の生活費も支払っている状態。友人には「それってもう完全にお母さんじゃん」と言われたとき、図星すぎて何も言い返せませんでした。
自分を取り戻すための別れ
そんな日々に疲れ果てたある朝、私は静かに彼の荷物をまとめ、玄関に並べてこう告げました。「私はあなたの母親じゃない」と。
涙も怒りもありませんでした。ただ、このときは自分の心を守るためには必要な選択でした。そして私のひと言で、同棲生活は静かに終わりを迎えたのです。
どれだけ愛情があっても、一方的に依存される関係では心がすり減ってしまいます。恋愛は、お互いに尊重し合い支え合うもの。今回の経験から、私は本当に幸せになれる恋には“対等”というキーワードが欠かせないことを学びました。
著者:桐島千夏/40代女性・母子家庭のママ。フリーのライターとして活動中。恋愛をはじめ、過去の体験談などを執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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