記事サムネイル画像

「一体、何の話!?」ひとりで本屋に行ったと話す母の言葉に身震いした日 #母の認知症介護日記 271

「母の認知症介護日記」第271話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんは認知症ですが、暴れたり暴言を吐いたりすることはなく、穏やかなタイプ。しかし、納得がいかないことにはムキになって反抗する、静かな頑固さも見え隠れしています。先日も、自分で洗濯したカットソーが目の前にあるにもかかわらず、「自分で洗濯なんかしない!」と主張し、ワフウフさんは思わず苦笑い……。さらに、発言とは裏腹に「洗剤を買う」というメモが部屋に貼られているのを見つけ、何度言っても、自分で洗濯をする気満々のあーちゃんに、ワフウフさんはあきれてしまうのでした。

あーちゃんは、施設で暮らすようになってから、飲み物を買う最低限の現金しか持たない生活になっています。ただ、お金を隠すという、認知症に見られる特有の行動もあるため、その現金もお財布に入っていたりいなかったり……。現金が入っているときは、なぜか金額が増えていることもあります。これは、あーちゃんがワフウフさん姉妹に見つからないように頑張って、お金を隠したということなのですが、甘い飲み物を買ったり、買ったことを隠したりしなければ、もっとお金を持たせてあげられるのに……と、ワフウフさんは複雑な思いです。

 

楽しそうなら、それでよし

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

姉・なーにゃんが、あーちゃんのポシェットに見慣れないキーホルダーがついているのを見つけました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

どうしたのかと聞いてみますが、あーちゃんは姉からもらったと思っていたようです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ほかの人のものを持ってきたのでは……? と姉が心配して言うと……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ムキになって反論するあーちゃん。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そして、今度は誰かにもらったと言い出したのです……。あーちゃん自身の問題行動よりも、こういうほかの人が絡んでいるかもしれないという状態のほうが、ワフウフさん姉妹は気になってしまいます。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

別の日。姉が面会に行くと、あーちゃんは施設のAさんと将棋をしているようでした。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

どうやら、初めて将棋をさすあーちゃんは、Aさんから教えてもらっていたそうです。ここまではよかったのですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

この発言で、一気に雲行きが怪しくなりました……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんはひとりで出かけられないのに、どうして本屋に行ったなんて話になっているのか……。そして、あーちゃんが言っている場所に本屋はありません……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

その後も、2人は同じ話を繰り返して、楽しそうに笑っていました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

まあ、2人が楽しければ……それでいっか。頭を使うのは良いことなのでね。

 

 

いつものようにあーちゃんとお散歩していた姉が、あーちゃんのポシェットに見慣れないキーホルダーがついているのを見つけました。どうしたのかと聞いてみると、あーちゃんは「姉に買ってもらったんじゃないか」と自信なさそうに言いました。しかし、姉は買ってあげた記憶がなかったので「どこかから持ってきちゃった……?」と言うと「人のものを持ってきたりしないわよ!」と、ムキになって言い返してきたのです。

 

あーちゃんの記憶では、自分が「かわいいわね」と言ったところ、相手から「じゃあ、あげる」ともらったとのこと。はたして、それは記憶なのか作り話なのか……。そして、相手は一体誰なのか……。あーちゃん自身の問題行動よりも、ほかの人が関わっている可能性がある状況のほうが、ワフウフさん姉妹は気がかりです。

 

そんなあーちゃんですが、ある日姉が面会に行くと、施設のAさんと将棋をさしていました。どうやらAさんが将棋を教えてくれているようで「頭を使えばボケ防止になると思ってね!」と、初めて将棋をさすあーちゃんもニコニコ。しかし「簡単なやり方の本がないかと思って、本屋に行ったのよ」と言っていて、姉の表情は一瞬で曇りました。あーちゃんはひとりで出かけられないのに、どうしてそんなふうに思っているのか……。まあ、2人とも楽しそうだし、頭を使うのは良いことだから、深く考えるのはやめようと思います。

 

--------------

謎のキーホルダーは一体誰からのものかは気になってしまいますが、あーちゃんが大事にしている理由が「娘からもらったものだから」という理由だとしたら、なんとなく責めづらいですね……。真相はわからなくても、認知症が進行している段階でも、そうやって何かに対して感情が動いているとするなら、喜ぶべきことなのかもしれません。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

    同じジャンルの連載

    もっと見る
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    マンガの新着記事

  • PICKUP