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「タイムリミットは4時間」もう長い時間のお出かけは無理なのかも #母の認知症介護日記 277

「母の認知症介護日記」第277話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんが暮らす施設には、かかりつけの訪問医がいます。あーちゃんの持病である糖尿病も、その訪問医に診てもらっているのですが、何の相談もなく薬の量を変えたり、血液検査を毎月してくれなかったりと、モヤモヤする対応が続いていて、ワフウフさん姉妹は、正直なところ不信感や不満を抱いています。先日、姉・なーにゃんが看護師さんと話す機会があったので、特に気になっている血液検査をしてくれないことについて、突っ込んでみました。すると、看護師さんが言うには、血液検査を毎月してくれないのは「採算が取れないから」だそうで、ワフウフさん姉妹は衝撃を受けました。次回の診察には同席すると決めていますが、不信感と不満はますます募る一方です……。

施設での生活にもすっかり慣れたように見えるあーちゃん。食事の時間やお風呂の曜日なども理解していて、入居した当初よりはずっと落ち着いて過ごせています。しかし、会話をしていると「駅でお買い物くらいしか出かけない」とか「夕食後に30分は歩くようにしている」とか、自宅に住んでいる前提での発言が多々あり、頭の中では自宅での生活を続けているのでは……? とワフウフさん姉妹も困惑気味。どう反応してあげればいいのか、言葉選びについ迷ってしまいます。

 

施設での生活はどこへ…?

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

認知症が進行して体力も落ちてきたあーちゃん。今は、4時間がタイムリミットだと思っています。それを過ぎてしまうと、疲労から頭の中で混乱が起きてしまうようです……。この日は、オシャレをして認知症専門の病院へ。ご機嫌です。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

しかし、帰りに珍しく電車を乗り間違えてしまい……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

普段は通らない駅を目にしたあーちゃんは、不安げな表情です。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

電車の乗り間違えと、知らない駅というのがつながらず、不安になってしまったようです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

それから、お風呂に入るために姉・なーにゃんの家に立ち寄ったあーちゃん。「家で入るから入らなくていい」とのこと。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

施設では入浴できる曜日が決まっているので、なーにゃんがそう説明しますが……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんは、自宅にいると思っている様子。

※☆駅:自宅の最寄り駅

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんは今、施設で暮らしていると伝えますが……。

※あーちゃんに施設の話をするときは「あーちゃんのマンション」と言っています

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

約4カ月間の施設での暮らしが、きれいに頭の中から消えてしまっていました……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

この日はタイムリミットを超えた上に、電車の乗り間違いというハプニングもあり、相当疲れさせてしまったようです。もう、長時間のお出かけは現実的ではないかもしれません……。

 

認知症の症状は人それぞれで、不穏や混乱が起きる要因もさまざまです。あーちゃんの場合は、体力の低下とともに混乱することが多いようです。認知症だと判明したばかりのころは、まだ体力があって病院に行った後にランチをして、いくつか用事を済ませることができましたが、認知症が進んで体力が落ちてくると、病院の後にいくつもの用事をこなせない状態に……。

 

あーちゃんの様子を見ていると、タイムリミットは何のハプニングもない状態で4時間。4時間以内に用事を済ませて部屋に帰らないと、疲れたあーちゃんの中で混乱が起きてしまいます。先日、認知症の病院に行った帰りに、珍しく電車を乗り間違えてしまい、知らない駅名を目にしているうちに、あーちゃんは混乱状態に陥ってしまいました。電車に乗り間違えたことを説明しても理解できず、不安げな表情を浮かべていました。

 

その後、あーちゃんは姉・なーにゃんの家に寄ってお風呂に入ったのですが、最初は「家で入るから入らなくていい」と抵抗していたようです。なーにゃんが、施設での入浴日は決まっているから入っていくように伝えると「私は家に住んでいるんじゃないの?」と、入浴日が決められていることが理解できていないどころか、施設での暮らし自体があーちゃんの頭の中から消えていました……。この日は、タイムリミットを過ぎた上に、電車の乗り間違いというハプニングがあり、だいぶ混乱させてしまったようです。もう、長いお出かけは難しいかもしれません……。

 

--------------

元気な姿を知っている家族としては、認知症が進行していくのを見るのはつらいと思います。それでも、ワフウフさん姉妹は、あーちゃんの様子を細かく観察して、苦手なパターンや効果的なアプローチを探ろうとしていて、感心します。認知症だとあきらめるのではなく、一生懸命理解しようとしてくれる家族がいることはとても心強いですよね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターワフウフ

昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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