離婚届を突き付けられた私がとった行動は
子どもが生まれてから、夫は明らかに変わってしまいました。赤ちゃん中心の生活になり、私が自分の思い通りに動かなくなったのがよほど気に入らなかったのでしょう。「俺のこと、後回しにしすぎじゃない?」が彼の口癖になり、まるで拗ねた中学生のような態度を取るようになったのです。
正直、こちらは育児で毎日ボロボロ。旦那さんの機嫌を取る余裕なんて1ミリもありません。そんなある日のこと、些細な口論の末に、夫が勢いよく封筒を差し出してきました。中身を確認すると、まさかの離婚届です。
「これ、本当に役所に出すからね? いいの?」 そう言いつつ、夫の顔には「そんなこと言わないでと、泣いて止めてほしい」という期待が透けて見えていました。あまりに幼稚な駆け引きに、私は怒りを通り越して、冷ややかな感情が湧いてあきれてしまいました。
私は一瞬だけ書類に目を落とし、「もし本当に役所へ行くなら、印鑑も忘れないようにしないとね」とだけ事務的に伝えました。そして夫を置き去りにして、すぐに泣き出した子どものおむつ替えに戻ったのです。「え、止めないの……?」 背後から夫の戸惑うような小声が聞こえてきましたが、私は一切振り返らず、無言を貫きました。
3日後、夫は自分から「やっぱり、あれは早まった」と、バツが悪そうに離婚届をそっと引き出しに戻していました。どうやら彼には、怒鳴られるよりも「相手にされないこと」が一番効いたようです。子育てを通して、私はいつの間にか、スルースキルを身につけていたのかもしれません。
これからも、予期せぬトラブルは起きるかもしれません。けれど、命がけで育児をしている私は、大概のことは「はいはい」と受け流して笑い飛ばせそうです。どっしりと構えて、子どもとの穏やかな時間を一番に守っていこう。離婚届をそっと引き出しにしまった夫の背中を見ながら、私は心の中でそう強く決意しました。
著者:御手洗恵子/30代女性/パートで働きながらやんちゃな子どもたちを育てるパワフルな母親
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
※AI生成画像を使用しています
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