義実家の常識に困惑
当時、子どもはまだ小さく手がかかる時期でした。私は「子どもに取り分けながら、様子を見てゆっくり食べよう」と思い、あえて量が少なめの定食を選んで席につきました。
ところが、料理が運ばれてくるなり、子どもに取り分けようとしている私を見て、義父から驚きの言葉が飛んできたのです。
「冷める前に全部食べなさい」「外食で残すのは店に失礼だから絶対にダメだぞ」
どうやら義実家には、“注文したものは一粒残さず、しかもできるだけ早く完食する”という、体育会系のような暗黙のルールがあったのです。
もちろん私も普段から残さず食べるほうですが、お店に気を遣って「冷める前にさっと食べてさっと出る」ことをよしとする義実家の常識には、正直少し驚いてしまいました。
食事の途中、子どもがぐずりだして私が箸を止めると、今度は義母から「先に自分の分を片付けちゃいなさい」と急かされる始末。「え、子どもの世話は?」と内心パニックになりながらも、その場の空気を壊すわけにはいきません。必死で料理を口に運び、なんとか完食しました。
おかげで味なんてまったくわかりません。食後は胃がズシンと重く、本来なら楽しいはずの外食が、ただただ緊張と苦痛の時間になってしまいました。
後日、夫にそのときの正直な気持ちを打ち明けることにしました。「せっかくみんなで外食に行ったのに、味わう余裕もなくてつらかった」と。
すると夫は、義実家独特のルールを事前に私に共有していなかったことを謝ってくれました。それ以来、義実家と食事に行くときは、夫から事前に「今日は子どものペースに合わせてゆっくり食べるからね」と釘を刺してもらうようにしています。
「家庭の常識」は、家ごとに驚くほど違うものだと痛感した出来事でした。違うこと自体は仕方がないけれど、無理をして合わせすぎるとつらくなってしまうものだということも感じました。
今回のことは、夫から義両親に、早い段階で「わが家のスタイル」を伝えるよいきっかけになったと前向きに捉えています。これからは、もっと肩の力を抜いて、家族みんなが笑顔で食卓を囲めるようにしていきたいです。
著者:松井花音/30代女性/育児と仕事のバランスに悩み中の看護師ママ。趣味は絵を描くこと
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
※AI生成画像を使用しています
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