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「本当のママを呼ぶから」継母として尽くした私に突きつけられた言葉と、その後の結末

私は16歳年上のバツイチの夫と再婚し、前妻との娘である高校生のA子と同居することになりました。再婚当初から関係は決して良好とは言えませんでしたが、私は距離感を大切にしながら、誕生日や食事、進路の相談など、できる限りのことをして支えてきたつもりです。しかし、どれだけ気を配っても、私の思いがA子に届いている実感はありませんでした。そんな矢先、夫が突然のリストラに遭い、精神的なショックからか浪費が増え、家計は一気に苦しくなっていきました。

 

家族を守るため、私が背負う覚悟

リストラ後の夫は、気力を失った様子で働く意欲を見せなくなりました。貯金も底をつきかけていましたが、私は「少し休んだらいいよ。生活費もA子の学費も、私が何とかする」と伝え、家族を支える決断をしたのです。

 

実子ではないことを気にする夫に対し、「法的にも今は私が母親。覚悟を持って結婚したんだから」と伝え、A子の専門学校の学費まで引き受けました。

 

その後、私は一家の大黒柱として働きながら資格取得にも挑戦しましたが、夫は家事を一切せず、「家事は女の仕事だ」と言い続け、協力する姿勢は見られませんでした。

 

一方のA子も反発するばかりで、私を「おばさん」と呼び、小間使いのように扱うこともありました。それでも私は、いつか気持ちは伝わると信じ、耐えながら前に進んでいたのです。

 

自立したはずの娘と、終わらない仕送り

数年後、努力の末に資格試験に合格した私。A子も無事に専門学校を卒業し、学費はすべて支払い終えました。

 

A子は美容師として都会で就職し、実家を出て1人暮らしを始めます。私は母親として生活を心配しましたが、「あんたは私の母親じゃない!」と突き放され、感謝の言葉ひとつありませんでした。

 

案の定、A子はお金の管理がうまくいかず、浪費を理由に仕送りを求めてきました。自立するはずだった娘に、私は月5万円を送り続けることになったのです。

 

無職のまま就職活動もしない夫に相談しても、「お前は資格もあって稼いでるんだろ。仕送りしてやればいい」と突き放され、私は父娘の無責任さに、次第に孤独を深めていきました。

 

 

結婚式を前に突きつけられた言葉

そんなある日、A子から突然、結婚の報告がありました。

 

「職場のオーナーと結婚しま~す」

 

浮かれるA子と、それを手放しで喜ぶ夫を前に、私は複雑な気持ちを抱えていました。さらに式を目前に控えたころ、A子から決定的な言葉を告げられます。

 

「結婚式には来なくていい。本当のママを呼ぶから」

 

話を聞くと、A子の実母であるB美さんが、夫と再び親しくなっていたようで、将来についても周囲に話していた様子でした。私は深く傷つきましたが、A子のためにと貯めていたお金を使い、気持ちの整理を兼ねて1人旅に出ることにしました。

 

式当日にかかってきた、身勝手な頼み

式当日。旅先で食事をしていると、A子から何度も電話がかかってきました。

 

「お願い、母親役をやってほしい。頼れるのはあんただけなの。相手の家は体裁を気にするから、ちゃんとした母親がいないと困るの」

 

聞けば、前夜にB美さんが深酒をしてトラブルを起こし、式に出席できない状況になったとのことでした。私は静かに、事実を伝えました。

 

「私は継母。実母が来られない事情があるのは気の毒だけれど、それが現実よ」

 

旅行から戻った私は、夫に離婚の意思を伝え、A子とも今後は距離を置くことを告げました。

 

その後、詳しい経緯は知りませんが、A子の振る舞いが相手側に伝わり、結婚話は白紙になったと聞きました。元夫が誰とどうなったのかも、もう私には関係ありません。

 

私はようやく自由を手に入れました。お金も時間も、自分のために使える生活。旅行を楽しみながら、これまで後回しにしてきた自分自身を大切にする人生を、今ようやく歩き始めています。

 

--------------

感謝も責任もなく、人を都合よく利用しようとする関係から離れ、自分の尊厳と人生を守る決断をした彼女。家族だからといって、無条件に尽くし続ける必要はないのかもしれません。誠実に生きることは、時に孤独を伴いますが、その先には「自分の人生を生きる自由」が待っているものなのかもしれませんね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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